試製歩兵砲などマイナー火砲まで網羅している。また、図版を除くと本文はメジャーどころの戦車砲・対戦車砲についても簡潔に纏められていて、有名兵器に偏った観がない。
文献資料が極端に少ないもの(自走砲の一部など)については実質1〜2ページで纏められているものもあり、読む人によっては拍子抜けするかもしれない。
ただ、一部本文冒頭に「大砲入門」などの記述を持ってきている場合があり、その後の本文部分との整合性が取れていないところも散見される(九七式五糎七戦車砲など)。
恐らく情報ソースを複数持っている場合、どちらとも決め打ちせずにやんわり併記しているのだろうが、それも明記されていないので見ていて首を捻ってしまった。
ともあれ、とかくミリタリマニアには日陰者扱いされる陸軍の火砲についての貴重な入門書兼資料には違いない。
「どっちが正しいの?」と思ってしまう部分があったので、辛めに付けて星4つ。