天下り、談合、露骨な票集めに象徴される政官財の癒着や不透明な会計操作など、国民の目を欺きながら肥大化した悪の構造はいかにして生まれ、増殖を遂げてきたかを、NHK取材班が独自の調査でまとめた。昨年8月に放映され反響を呼んだNHKスペシャル「調査報告 日本道路公団~借金30兆円・膨張の軌跡~」の内容に新たな取材を加え、道路問題の闇に迫る。
昭和30年代以降、「国会議員が自分の関係する地域に高速道路を敷くための法律が毎年成立していった」。それに歯止めをかけるべく総延長距離を7600kmに抑える法改正が成されたのだが、それすら「一般有料道路はこれに含まない」という“裏技”によって有名無実化していく。同時に不採算路線に対する税金投入も、歯止めを失っていく。そうした過程を膨大な内部資料や当時の関係者らへの取材を通じて整理する。
(日経ビジネス 2005/08/08 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本の高速道路行政の問題点を明らかにした一冊,
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レビュー対象商品: 日本道路公団―借金30兆円の真相 (NHKスペシャルセレクション) (単行本)
本書は昨年NHKで放送された「調査報告 日本道路公団~借金30兆円・膨張の軌跡~」の取材メモを出版物の形に編集したもの。膨張した借金30兆円はなぜ生まれたのか、不採算路線はなぜ建設され続けるのかなど、取材班が独自に入手した約1万ページに及ぶ内部資料と関係者の証言から見えてきた日本の高速道路行政の問題点を明らかにしています。
5つ星のうち 4.0
中立性に価値,
By Kana (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本道路公団―借金30兆円の真相 (NHKスペシャルセレクション) (単行本)
道路公団に関しては,猪瀬 直樹が「日本国の研究」でするどく追及し,猪瀬自身が民営化委員会のありさまを「道路の権力」と「道路の決着」に記録している.しかし,とくに後 2 者は当事者による記録である.この本の価値は中立的な立場で調査し,公団や民営化の問題点を追及したところにある.猪瀬 直樹 の本や 田中 一昭の「偽りの民営化」などとあわせて読むとこの問題をよく把握することができる.
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