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日本近代美術史論 (ちくま学芸文庫)
 
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日本近代美術史論 (ちくま学芸文庫) [文庫]

高階 秀爾
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

美への意思と感受性。西洋文化を呑みこみ、伝統を超えてゆく芸術家たちの苦悩と歓喜の奇跡。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

高階 秀爾
1932年東京生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学院およびパリ大学で近代美術史を専攻。国立西洋美術館館長をへて現在、大原美術館館長、東京大学名誉教授。ルネサンスから現代美術まで、あるいは西洋美術から日本美術まで、広い視野に基づく知性と独自の感性を駆使した明晰な研究と評論で知られる。『ルネッサンスの光と闇』で芸術選奨文部大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 458ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2006/06)
  • ISBN-10: 4480089896
  • ISBN-13: 978-4480089892
  • 発売日: 2006/06
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
狩野派、琳派、に連なる日本画から明治維新後の近代絵画へどう展開して行くのか
昔から不思議に思っていましたが、高階秀爾氏の緻密な分析が理解の助けとなりま
した。まだ日本の近代美術が注目されていなかった昭和47年に出版された本書は
高橋由一、黒田清輝、青木茂から山本芳翠まで12名の代表的な絵と解説が楽しめます。
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By Leona
形式:文庫
芸術論、美術批評本によく有りがちな年譜、事象、人名の羅列のみの
味気の無い本とは違い、高階秀爾の豊かな見識と一人一人の画家達が
激動の明治期に、洋行した者、しない者関わりなく、いかに西洋と対比し
生き抜き芸術に落とし込んだかが感じられる著作である。

特に黒田清輝や岸田劉生という日本洋画界をリードした人達に対し、手離しで評価するのではなく、
歴史上の意義とそれぞれ役割を詳やかにしたうえで、どこまで彼らが到達でき、さらに今後の洋画界に
必要とされる潮流は何かを想像させる内容となっている。

現在、ブリジストン美術館で、青木繁展をやっているが、この短命天才の画家に関しても、
黒田清輝との性質上の違い絵画上にどう表れているかを見てとれた。近代美術の導き本としては最適である。

一人の画家と比べ、歴史上の文化的背景と結びつけ、更に個としてその画家が何を描きたかったか、
何に到達したかが重要となる。

洋画のみならず、日本画も同時期比較し、歴史も鳥瞰出来る美術歴史本としてお勧めである。
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By kiki
形式:文庫
 ストレートなタイトルですが、この本は昭和42〜44年にかけて「季刊芸術」に高階氏が連載した
論考集。ここでとりあげられているのは、高橋由一、黒田清輝、青木繁、狩野芳崖、フェノロサ、岡倉天心、
横山大観、菱田春草、富岡鉄斎、藤島武二、山本芳翠。明治期に確固たる足跡を残した画家や美術史家
についての文章です。
 といって、ただのコンパクトな略歴集かというと、全く違います。もちろん濃度の濃淡はありますが、
ある代表的な作品と作家論で、とても読み応えがあります。代表的な作品をとりあげているので
興味をもてるし、何より読みやすい。初級者用の本かというとそうではなく、専門的かつ鮮やかな
論考で、徹底して実証的に論じているところがさすがです。
 また、いまから40年前!に書かれた本ではありますが、今でも古びない内容ですし、
再刊するたびに参考文献を新しく付け加えており、文庫とは思えないほどの充実度です。
 日本近代美術に関心のある方にとっては必読の書です。
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