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日本軍の教訓 (PHP文庫)
 
 

日本軍の教訓 (PHP文庫) [文庫]

日下 公人
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本人が作り上げた最大の組織である「日本軍」----。
巨大であると同時に、国家のサバイバルを賭けて、当時の最優秀の人材をトップに集めた"超エリート組織"でもあった。
そんな日本軍の歴史を紐解けば、日本だからこそなしえた成功事例や、日本だからこそ陥りやすかった失敗事例のそれぞれが明らかになるはず----そんな思いから本書は企画された。
「建制なき軍隊は『烏合の衆』」「軍隊の中心は『中佐・少佐』であった」「ラインとスタッフ----指揮官と参謀の関係」「陸大・海大の教育の失敗」「山本五十六は名将だったか?」「エリート参謀の功罪」「『責任最小主義』が日本軍を崩壊させた」など、今はなき"戦う組織"の知られざる実像と、日本軍の勝敗を分けた組織上の問題点を分かりやすく検証していく。
現代の我々が抱える様々な課題を解決するカギとなり、日本人の本質に迫ったリーダー論や参謀学、組織論を考えるうえで最高のヒントとなる好著。

内容(「BOOK」データベースより)

日本人が作り上げた最大の組織である“日本軍”。その成功と失敗の分水嶺はどこにあるのか?―本書は、「建制なき軍隊は『烏合の衆』」「軍隊の中心は『中佐・少佐』であった」「『エリート参謀』の功罪」「山本五十六は名将だったか」など、“戦う組織”の知られざる実像と、その勝敗を分けた制度上の問題点を検証する。日本人が新たな組織をおこし、リーダーシップを発揮するうえで教訓となる好著。

登録情報

  • 文庫: 211ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2007/9/3)
  • ISBN-10: 456966914X
  • ISBN-13: 978-4569669144
  • 発売日: 2007/9/3
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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28 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
日本軍の敗因分析は多くの本でも見られるものであるが参謀(スタッフ)と大将(トップマネジメント)の
決定的な能力不足という著者の見解には同感する。
山本五十六など実名を挙げて堂々と問題点を指摘しているところは
大変説得力があった。
国際的には通用しない「潔さ」を持って外交展開をし、日米開戦まで
至った政治力と現代の官僚に似た参謀という実戦を知らないエリートによって動かされていた将帥たち、この要素で日本は敗戦した。
そして現在も似たようなことはないかと問いかける著者。
口をきかないのも外交のうちというのも有効な方策というのもこれまた同感である。
戦史ものだが大変わかりやすい展開であり、へたなビジネス本よりも面白い。  
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
  本書は、戦争に対する一切の善悪論や感情論を排除し、戦争という勝負事の成功
要因と失敗要因を冷静に分析します。この点で他の戦争論の書籍と一線を画します。
総論としては、陸軍・海軍、さらに各個別部隊単位で各々が個別最適を目指した結果、
日本軍は全体としての整合性を失い敗北へと繋がった著者はいいます。
  本書には成功を含みつつも、多くの失敗事例が紹介されます。失敗事例としては、
 ・日本陸軍は、指揮官・将校・兵士が馴染む間も無く、度を越えて編成を変え、組織
  のモチベーションを低下させてしまった。
 ・軍の参謀が上官に勝つ見込みが無いと冷静に意見具申をすると、 激戦地に左遷
  されると云われていた。 このため戦況が絶望的でっても、現実にそぐわない威勢
  の良い命令を出し続ける参謀のみが中央に残り続けるという異常事態を招いた。
 ・相手に見あぶられた作戦を使いつづけ、戦力を浪費させてしまった。すなわち、失
  敗から学ぶという謙虚な姿勢が弱かった。
 ・戦争に反対する英米留学組より、三国同盟や対米開戦を強硬に主張したドイツ留
  学組が、多数波勢力を占め、彼らの意見が主流になっていった。
 ・ハルノートによって無理難題を突き付けられた日本の苦しい立場を国際社会に訴
  える外交努力をなしに、開戦に踏み切ってしまった。
などなど、数々の事例が豊富に紹介されています。

  古今東西を問わず、ある程度の規模の組織では、その各部門の最適化(求心力)
に向けた動きから、各々の部門間の対立が大なり小なり生じます。本来、外部に向か
うべきエネルギーが、内部で消費してしまうのは、多大な損失です。この打破には、組
織の向かうべき方向を提示する的確な戦略と、健全な組織とが両輪となって噛み合う
事が重要だと感じました。成功・失敗の分水嶺のヒントとして、本書は組織論、参謀論、
リーダー論を含んだ示唆に富む一冊です。

このレビューは参考になりましたか?
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By オキムラ良二 トップ1000レビュアー
形式:文庫
失敗の歴史を今後に生かす。日本軍の研究。やはりこれまでにも指摘された官僚的体質、リーダー
の育成失敗等、正論が述べられていると思う。ただ、御著者も述べられているように深く掘り
下げた議論はなく、どちらかというと戦記などをあまり読んだことのない若い人向け。

最後の章で「目覚めはじめた日本」は今後、世界が見直す国に変わっていく。タフな外交を旨とし、
容易には妥協しない。脅しには毅然とした態度で臨む。そうしたデモンストレーションや行動
は、すべて自衛あるいは平和のためである、というように、一本筋の通った「わかりやすい」
国になるだろう。と御著者は書いておられる。

このような国になることを切に望むものです。こうなって後、世界に本当に貢献できる日本と
なれるのではないでしょうか? 
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