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日本語を書く部屋 (岩波現代文庫)
 
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日本語を書く部屋 (岩波現代文庫) [文庫]

リービ 英雄
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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日本語を書く部屋 (岩波現代文庫) + 我的日本語 The World in Japanese (筑摩選書)
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商品の説明

内容紹介

日本語は日本人として生まれた者たちの独占的所有物ではない。「コトバ=民族」という単一のイデオロギーに反して、外国人が「日本語を書く」ということは、せつなくも本物の〈越境〉行為だ。日本語を母国語としない西洋出身者で日本語による作家としてデビューしたアメリカ人の、体験的日本語論と〈越境〉をめぐる鮮烈なエッセイ。(解説=多和田葉子)

内容(「BOOK」データベースより)

「コトバ=民族」という概念に反し、外国人が「日本語を書く」ということは、せつなくも本物の越境行為だ。日本語を母語としない西洋出身者で初の日本文学作家となった俊英による体験的日本語論と万葉集から現代の最先端に至るまで、表現の生命を探し求めた鮮烈なエッセイ。西洋語から非西洋語へと越境した著者の経験は、日本語はすべての人に開かれているのだという実感を、私たちのものとする。

登録情報

  • 文庫: 224ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2011/10/15)
  • ISBN-10: 4006021917
  • ISBN-13: 978-4006021917
  • 発売日: 2011/10/15
  • 商品の寸法: 15.5 x 10.9 x 1.7 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By miyamic
形式:単行本
越境者が得た日本語が様々な国境を越えた人々を描く。それはアメリカへ渡った野茂英雄といったなじみの人物から、百済から海を越えて天皇を歌った山上憶良まで。このスケールの大きさが著者の魅力であり私たちを爽快な気持ちにさせてくれる。

ほかにもロンドンへ渡った漱石をとりあげ、かって日本の知識人も日本語以外の言語、漢語で表現するのが当たり前だったと知る。その上で改めて日本語という独特の表現スタイルで自分たちの国を捕らえたのだ。

越境者の街、新宿を拠点に著者は今、日本からさらに中国へと越境していく。彼の日本語が中国とぶつかって戸惑っている様子が伺える。新宿、古事記、米国、中国。この作品の壮大さとスピード感が野性的な魅力を放って読者を魅了する。

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By カスタマー
形式:単行本
友達の薦めで読みましたが、すごく好きな本です。3部構成のエッセイ集とでもいえるかとおもいますが、読み応えのある内容と、非常にすっきりとした語り口で、私の好みに合った本でした。抽象的なことについて極力論理的に語ろうとする姿勢に共感をしました。

また、彼がなぜ日本語で表現をするのかという思いに触れ、また日本文学論とでも言える、彼の日本の作家作品への思いも語られていて、非常に内容の濃い一冊です。

最近読んだ本の中で一番のお勧めです。

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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
 著者は最近、新宿の古い日本家屋のアパートから、年に数回中国に出かけてはもとの部屋に戻って、中国語で体験したことを日本語に「翻訳」して言葉にする、という作業を続けているという。そんな経緯を記した表題の「日本語を書く部屋」ほか、近年各誌に発表した評論・エッセイを収録している。

 米国生まれで少年時代を台湾・香港で過ごし、一七歳で来日してから日米往還をくり返し、日本文学の研究者として『万葉集』の英訳等で高い評価を受けるリービ英雄。日本語と英語・中国語の間を「越境」すること、そのズレの現場そのものを仕事場にしてきた人だ。どの一篇も、その独特のポジションから、日本語と日本文学の現況を鋭く照射してみせる。

 表紙カバーに、その小さな部屋の写真がある。日に焼けた畳の上に雑然と散らかって収拾つかなくなったような、夥しい紙切れ、CD、酒瓶、灰皿、等々。そんなカオスから生み出される先鋭なエッセイに目を走らせていると、一つの母国語しか持たない私さえ(いや、むしろだからこそ)、霧の中で視界が開けていくような心の高鳴りを覚えてしまう。

 おそらく「越境」それ自体が、異質な相手を鏡として自分の姿を覗き見る、非常にスリリングな体験だからに違いない。

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