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日本語は敬語があって主語がない 「地上の視点」の日本文化論 (光文社新書)
 
 

日本語は敬語があって主語がない 「地上の視点」の日本文化論 (光文社新書) [新書]

金谷 武洋
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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日本語は敬語があって主語がない 「地上の視点」の日本文化論 (光文社新書) + 日本語文法の謎を解く―「ある」日本語と「する」英語 (ちくま新書)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

本書は、国の内外で理解や学習が難しいと思われがちな敬語を入り口にして、日本文化を支えている「地上の視点」をとらえてみたものです。
これまで細分化の方向を辿ってきた敬語の説明とは逆方向に、鋏の代わりに糸を使って、敬語どうしの共通点を結んでみたいと思いました。統合的かつ体系的に敬語表現を、そしてさらに欲張って敬語を取り巻くさまざまな日本文化の表れにも大きな網をかけて、その基本的な発想をとらえてみたいと願っています。

カバーの折り返し

日本語をよく観察すると、日本人が、いかに「対話の場」を大切にする民族かということに驚かざるをえません。
〈話し手〉である自分がいて、自分の前に〈聞き手〉がいます。〈聞き手〉は二人以上のこともありますが一人のことが多いでしょう。
ここで大切なのは、日本語の場合は、この「対話の場」に〈話し手〉と〈聞き手〉が一体となって溶け込むということです。
英語をその典型とする近代西洋語はこれと実に対照的です。〈話し手〉は、「対話の場」から我が身を引き離して、上空から〈話し手〉と〈聞き手〉の両者を見下ろすような視線をもつように私には思えます。

登録情報

  • 新書: 188ページ
  • 出版社: 光文社 (2010/9/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334035841
  • ISBN-13: 978-4334035846
  • 発売日: 2010/9/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 121,770位 (本のベストセラーを見る)
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By vatmideo トップ500レビュアー
本書は巷によくある「正しい敬語の使い方」の本ではありません。むしろ日本語の文法と日本の文化が融合している様を解説している本です。

最初に、川端康成の「雪国」の原文と英訳文を読んでその場面の絵を描かせるという設問で、日本人である私の視点が西洋人とは異なっていることをしっかりと自覚しました。
ややこしかった日本語の文法が、ローマ字を用いることで実は結構単純なことを教えてくれ、さらに「らなし言葉」ではなく「らつき言葉」であることなど敬語もややこしく考える必要がないことが示されます。また戦後、「敬語」が「礼語」となった経緯も面白い着目点でした。
「雀の学校」と「メダカの学校」、芭蕉の「古池や・・」の英訳者による違い、朝青龍や白鳳という四股名が日本的ではないことなど、日本の文化にまで踏み込んでいます。
いずれにしても帯に示された「では、お教えします」が適切かどうかの設問は、本書にとっては重箱の隅。文法と文化を楽しんで読むことをお勧めします。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
「象は鼻が長い」の主語はなんなのか。象なのか、鼻なのか。実は主語などなくて
この文は「象という主題をめぐっては、鼻が長い」ということで、英訳するなら、
About elephants,They have long nose.
ということで、こんな英語は変だ。というように、日本語には主語がないという
三上章氏および著者の意見をかつて理解したが、今回は、その説に加えて敬語である。

しかし両方を欲張って新書サイズに詰め込もうとしたことで、表面を撫でただけになってしまったようだ。

今や新書は『日本人最高の知性』(ある編集者・談)であるらしいので、
敬語にもっと的を搾って書けばよかったのにと思う次第である。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 徹子
 最近は歳のせいでしょうか、他人の言葉使いが気に掛かる事がよくあります。例えば電話で話している時に、「ウン」という相槌を打たれると、なんとも居心地の悪さを感じてしまいます。「タメ口」とかいわれる友達口調らしいのですが、そんなに親しいはずも無く、ましてや会った事も無い相手ですとどうにも引っかかってしまいます。
 電話といえば、掛かってきた電話に出るときの一段と甲高い声ってありますね。周りの人の甲高い声を「変だ」と言っていたら、僕の電話での受け答えも甲高いらしく、「何だ、そのよそ行きの声は?」と友人にからかわれてしまいました。
 実はこれ、日本人だけの特徴であるらしいのです。カナダで日本語を教えている金谷教授によると、敬語を使う日本人は自然と声が甲高くなってしまうのだそうです。目上の人に対して「恐れ入る」と言うように敬語の発想の影には「恐怖」があり、エレベーター・ガールの声が甲高いのも、電話の受話器を握り締めて、見えもしない相手にペコペコお辞儀をする事までが、敬語を使う日本の文化で説明できるのだそうです。
 海外で日本語を教えるという経験の中から発見されたようですが、目からウロコの一冊でした。
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