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例えば「日本語の詩では中国語やヨーロッパ諸語のような音による脚韻文が出来ないのは何故なのか」と言った質問に対して、日本語の音節が母音で終わる事と子音自体も他の外国語に比べて少ない事が重なってそれが脚韻による韻文の形成を阻害したのではないかと分析したり、「漱石や鴎外が『源氏物語』に苦闘したのはなぜか」と言った質問に対しては、そもそも彼ら男性が学んでいたのが『源氏物語』のような和文体ではなく漢文読み下し体によって語彙を獲得していった事を理由としてあげ、そもそもの「ヤマトコトバ」!の中から、中国語のような体系的、抽象的な概念が生まれず、逆に感情的、情緒的な観念が発達していったことをその背景として挙げていることなどを挙げています。
更に敗戦後の日本語政策に対しても著者は批判的な目を向けており、「常用漢字表」の作成によって、社会人になってもまともに漢字が書けない人間が増え、論理的思考が出来ない人たちが増えてしまった、と批判します。
そのような漢字政策1つとっても、それを捻じ曲げ次第で論理的思考が出来ず、外来語を意味も分からないままに「丸呑み」しているだけであると言った、日本人の思考面での危機的状況に対する著者の危惧感を私も共有するのですが、他の皆さんは如何に思われますか?
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