文中の語の順序で変わる文の真意、語をつなぐ「てにをは」の役割や性格、主語と述語がそぐわないことで生じる文のねじれ、など、知っていると思っていても、なぜそうなのかを知らなかったことに気付きました。
単なる感覚だけではなく、主語をつなぐ「が」はいちばん近い述語につく、など、
論理的に説明されており、
日本語で、わかりやすい、読みやすい文章を書く必要を感じる人には一読をお勧めします。
あくまで読み物にすることを狙いに書かれており、助詞の基本的内容を網羅しているわけではありません。
なので、日本語を学習している方にこれ1冊で、というわけにはいきませんが、
学習中の方も、応用編ということで読むと楽しいと思います。
内容については、半分くらいが間違いやすい言い回し、敬語などで
大人が読むにはあまり新鮮味はないように思いますが
全体的にクイズ形式になっており、答えを選択して続きを読むと正解と解説が出ているので
通勤、通学などのちょっとした時間にも読みやすいです。
最終章の文のつなぎ方などは、小論文で意識するとよいように思いました。
メールや携帯の画面で表示される例文が多用されていることからも、
おそらく学生さんや社会に出たての人を対象にしているのではと思いますが
そういう方は必読だと思います。
書名から助詞の例がもっと多いことを期待していたので、個人的には星3つ。