タイトルからもわかるように,微妙な日韓両国語の表現の違いが,両国語の専門家の絶妙なコラボレーションで説明されている。
両者を並列に比較して見ることによって,改めて日本語を母語とする韓国語学習者の陥りやすい点が浮き彫りになってくる。
非常におもしろい視点から書かれた本で,ぜひ中級以上の,韓国語にいっそう磨きをかけたいと思っている読者にはおすすめである。
ただ,紙面レイアウトが単調で,細かい文字ばかりの羅列はいささか疲れるきらいがある。
もう少し「遊び」の部分があってもいいような気がする。
またもう少し読みやすいような構成にしてほしかった。
韓国語の文法的な説明は丁寧すぎて,かえって要点がぼけているようなところもある。
もう少し的を絞った説明に徹した方がよかったような気がする。
校正にあまり気を遣わなかったのか,かなりの誤字や書き間違いが目立つのが難点である。
ただ,「ですます調」の語り口は,今自分が授業を受けているような感じで,ソフトで頭に入りやすい!
買って損はない1冊である。