出版社/著者からの内容紹介
■国会議事堂
国会には現代美術がよく似合う
「やっぱり社会科見学だからスーツを着ないと」というわけで、一人二万五千円也で揃いのスーツを新調。社会人コスプレ気分で、いざ国会へ。着なれぬスーツ姿が恥ずかしかったのに、国会議事堂に足を踏み入れ、売店で購入した議員バッジ(レプリカ)をつけると、あら不思議。気分はすっかり国会議員。どんな社会科見学になることか……。
■東京大学総合研究博物館
展示の基本は文化資源廃棄物
東大もと暗し−−。
小石川植物園の一角に建つ立派な洋館。しかも入場無料。東大生活十三年の山下裕二日本美術応援団団長ですら知らなかった、東大総合研究博物館・小石川分館から東大見学はスタート。本郷の本館に移動して見たアサリやシジミの展示に感動。真の学者の姿に見出した「泡沫性」とは何か?
■東京国立博物館
あなどれないぞ、常設展
東博見学の穴場は常設展にあり。入場料も安い上に、国宝や重要文化財のオンパレード。しかも、すいている。ゆっくり見れば半日は遊べます。長蛇の列で、押すな押すなの、人気の企画展に疲れ果て、常設展を見ないのはもったいない限り。構造改革で元気になった東博の常設展を見直そう。
■聖徳記念絵画館
■根津美術館
こうすれば美術が面白くなる
東京の都心、オシャレな街・青山にある二つの美術館へ。「絵画館」はファッション撮影やテレビのロケ地として、建物やその前の広場、並木道は知られているが、中に入る人はほとんどいない謎の建物。そもそも「聖徳」とは何か?いったい何が展示されているのか?そして次に古美術好きの定番・根津美術館へ。そこで二人が語り合った「散財の美学」とは?
■正福寺
■増上寺
東京の寺には、お宝が眠っている
東京で唯一の国宝建造物のある、東京郊外・東村山の正福寺と、芝の増上寺を結ぶ不思議な因縁。増上寺で拝見した埋もれた名品・狩野一信筆「五百羅漢図」。圧倒的な迫力を持つこの作品も、通常は非公開。日本美術応援団は、一信を徹底的に応援し、「五百羅漢図」全百幅を常時、一般公開する空間をつくることを強く提案するのであった。
■鎌倉
オトナの鎌倉、子どもの鎌倉
週末には観光客でにぎわう鎌倉。でも、一歩路地に入りこむと静寂が漂う。大仏、お寺などの定番観光スポットもおさえつつ、見落とされがちだったり、誰も注目しない風物もしっかりチェック。日帰りではなく、鎌倉に宿泊し、ちょっぴり特権も使わせてもらって見聞した、オトナの鎌倉と、子どもの鎌倉。
■長崎
歴史と産業のチャンポン都市
長崎社会科見学の最後に訪れた、三菱重工長崎造船所史料館。そこで目にした「ある物」が、日本美術応援団に「プロジェクトX」を連想させた。−−日本が敗戦して間もないある日、男は、上司に呼ばれた。「○○をつくれ!」「そんなものをつくっていいのか!」 男は、悩んだ……。さて、その驚くべき「○○」とは何だったのか?
■奈良
観光客が行かない、おすすめの奈良
「世界遺産」が集まっている奈良へ。奈良には、うんと古い超有名物件が動態保存されている。こういうところでは、定番コースではなく、人の行かないところに行ってみると、意外に面白いものに出会えるのだ。さて、日本美術応援団のおすすめは、どんなコースなのか。
内容(「BOOK」データベースより)
美術を見る目で社会を見学してみると国会議事堂も美味しくなる。