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24 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
おそらく、これからやってくる大恐慌危機への処方箋は、バブル崩壊後の日本をはるかに越えたところにある。国内の狭い世界で、総裁選などをやっている暇などはない。,
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レビュー対象商品: 日本経済を襲う二つの波―サブプライム危機とグローバリゼーションの行方 (ハードカバー)
本書は、バブル崩壊後の処方箋として徹底的に積極財政を主張していたリチャード・クーの最新作である。今の日本がおかれた状況とこれからの懸念材料を二つの切り口から鋭く切り込んでいる。 一つは、今や最大の問題となりつつあるサブプライムローン問題である。もうひとつは、グローバリゼーションの流れである。 著者によれば、今世界中が置かれている状況は、大恐慌以来最悪であるという。 わが国ではあまり大きくは報道されていないのが不思議に思えるが、サブプライムローンのうち優遇金利が終わった部分はまだ全体の半分に過ぎないという。それに加えて、アメリカの住宅バブルが崩壊してしまった今、サブプライムよりもはるかに大きなプライムローンの焦げ付きがこれから増加していく可能性が高いという。 以上を踏まえた処方箋としては、日本のバブル崩壊とその回復に至る過程を例にしている。 すなわち、資本の傷ついた銀行に思い切った資本注入するとともに、積極的な財政出動を主張する。 著者は、バブル崩壊後の日本の対応を大いに評価している。この点は、今の日本の先進国中最悪といわれる財政赤字に落ちいてしまったのが、この時期に多額に行われた公共工事であるという多くの通説と異なるところが興味深いところである。 もうひとつの危機である、グローバリゼーションの流れに対する処方箋は、日本にとってのグローバリゼーションは中国であるとして、1970年代の日本が台頭してきた当時の西欧諸国にたとえ、世界に向けて新しいものを作れる人たちを作るために独創性を生かすような教育改革が必要であるとしている。 おそらく、これからやってくる大恐慌危機への処方箋は、バブル崩壊後の日本をはるかに越えたところにある。国内の狭い世界で、総裁選などをやっている暇などはない。
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
本をちゃんと読んでから投稿しよう!,
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レビュー対象商品: 日本経済を襲う二つの波―サブプライム危機とグローバリゼーションの行方 (ハードカバー)
まともに本を読んでもいないのに投稿してる輩がいかに多いかこの本でよくわかりました。クー氏が言っているのはバランスシート不況下で金を使えるのは行政だけだと言ってるんです。金の流れを言ってるんです。箱物行政とかを推奨している訳ではないのです。
28 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
世界経済危機の本質を知りたい人へ,
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レビュー対象商品: 日本経済を襲う二つの波―サブプライム危機とグローバリゼーションの行方 (ハードカバー)
現在世界規模で起きている経済危機の本質を分かり易く解明しています.クー氏本の例に漏れず,データに基づいて説く論法と,非専門家にも分かり易い用語と説明によって,納得性は抜群.お金がだぶついている(借り手不足)という説明は外でもよく聞きくものの,その解決法はなかなか聞けません.著者は各国政府による財政出動が重要(IMFの長の意見と同じ)としており,日中韓の通貨切り上げが急務としています.日本経済としては,依然として財政再建は急ぐべきでなく,円安政策・インフレ主導論の愚を指摘しています.論敵竹中元大臣・クルーグマン氏への批判と,福井前日銀総裁への絶賛も興味深い.最後に日本人が幸せになれない理由として家の建て替えサイクルの短さ(莫大なGDPロス)を指摘し,家の寿命を欧米並みに永くすることを提案しています.
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