支持政党の有無にかかわらず、支持政党にかかわらず、是非読みたい1冊。
大蔵省・財務省での官僚としての体験と、衆議院議員としての体験を備えた片山氏ならではの視点で執筆されており、国民・政治家・官僚がどうやったら日本を衰退から救えるかを「7つの自立」として提言している。
小泉構造改革とその後の反構造改革キャンペーンが日本に何をもたらしたかを、大蔵省の官僚であった当時と衆議院議員として活躍された当時の体験を踏まえて改めて解きほぐし、その真相をあぶり出している。
単なる官僚批判、政治批判でなく、日本の政治システムと他国との違いを考察しつつ、片山氏のフランス国立行政学院留学で学んだ知見も踏まえ、従来型の政治システムと官僚組織の改善すべき点と活用すべき点をクリアーに示している。
税金垂れ流しのばらまき手当政策だけでは、未来に利子付の苦しみを先送りして我々の子供達を苦しめるだけなので(書評者私見)、政治家が国民に何を伝えて官僚とどう協調して国を支えるか、官僚はどう信頼を回復して自信を取り戻して国を支えるか、そして国民自身が担うべき自分たちの役割を自ら捉えてどのように国を支えるべきか。これらを片山氏が「7つの自立」として提言しており、日本を憂う一庶民として大変勉強になる一冊であった。