2008年9月のリーマンショックは、ごく普通の人に金融・経済の仕組みを可視化させた。そしてプロと目されていた学者、評論家等の力量のなさも明らかとなった。
ここで取り上げられている人達は、ここ20年の政策当事者であり、時の経過により現在その行動の是非も評価出来るようになってきた。
著者は、この分野においてはここ1〜2年程度の新規参入者であり過去の柵が全くない。何ものにも囚われず日本経済・世界経済を俯瞰することが可能であり、バランスシート思考は職業柄お手の物である。
新たな事態には、新たなパラダイムが必要である。
最近、このような人が数人現れてきたが著者は、スピード感に優れ説明能力も高い。
内容は目新しくはなく、従来主張のコンパクトな纏めである。
この中には、10年1日のごとく改革が足りないと未だ主張している人もいる。最早、宗教レベルにある。
このような人には、近い将来時代が退場を求めるであろう。