いやー、実に痛快な本でした。 ここ数年の政治、
経済の案件を取り上げて、明快に裁いてくれます。
(誤解があったらご容赦!)
曰く「デフレ脱却には財政、金融の両政策を
同時に打つことが肝要。 需給ギャップの35兆円
を埋めればデフレスパイラルから脱却できる」
「構造改革とインフレ目標を同時にやれば4%成長は可能」
「特に日銀がさぼっている。お札を刷るとハイパー
インフレになる、といっているが、一人50万の
定額給付金をばらまいても物価は100円が
101〜102円になる程度で世界標準なみ」
「日銀法を再改正して独立性を見直すべき」
民主党には「マクロ政策がない。支援団体が労組
なのでマル経発想。近経を勉強せよ」「くだらない
のはエコポイント。天下り団体を作るだけ」
「シーリングを設定しておけば事業仕分けなんて
必要なかった」「派遣禁止、最低賃金1000円は
本末転倒」「郵便局は民営化をやめたから10-15年
うちには破綻する」「高速無料化は道路会社を
債務超過にする」「消費税を福祉目的税にする、
とは、地方分権はしないとの宣言」
シロアリ官僚さんには「官僚は悪智恵に長けている。
議員は法律を勉強して対抗せよ」「官僚には権限と
責任のバランスが必要」「外国では監視システムが
あって天下り団体はつくれない」
ほかには「年金は10%の積み立て方式と、90%の
賦課方式で賄っている。破綻はないが給付額は
減っていく」、「地方分権は、国、道州、市町村の
3層構造に。消費税は地方移譲する。ならば予算規模も
公務員も激減する 」
最も知りたかった、著書冒頭の「国債800兆円のうち
半分は特殊法人を廃止すればチャラになる」の解説が
なかったような。
つぎは「『日本経済ひとり勝ち』へのデザイン」を
期待してます。