- 【 講談社ストアはこちら 】 - 西尾維新最新作『恋物語』やAKB48の『指原莉乃1stフォトブック』など今人気のタイトルや特集は講談社ストアへ。
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
文豪の傑作3篇にオドロキ,
By 野火止林太郎 (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本精神分析 (講談社学術文庫) (文庫)
谷崎潤一郎の佳作短編『小さな王国』を講談社の「少年少女日本文学館」で読み返していて、本書を思い出した。本書には谷崎の同作と芥川龍之介『神神の微笑』、菊池寛『入れ札』といった意外に見逃しがちな傑作短編を収録、これらをネタに、2002年当時の柄谷の問題意識を語った興味深い書である。「あとがき」には柄谷が主として関わった出版社の実質的な経営者であった内藤裕治氏への追悼の辞があるから、あとがき本文を読むまでもなく「NAM」運動へ注力していた時期だとわかる。柄谷の解説はそれぞれ才気煥発と言わざるを得ないが、それにも増して豊穣だと思わせられるのは文豪達のテキストである。文章が巧く、読んでいて抜群に面白い。なかんずく谷崎の一作は大傑作かどうかはともかく、まったく無駄なく一つの世界を形成していると感じられる。 本作は谷崎にとっては代表作といえるものではないが、これと『神童』が最も鮮烈に印象に残っている。『神童』は文庫などで読めるのだろうか。以前は全集の1冊を古本屋で購入して読んだ記憶がある。中公文庫の「潤一郎ラビリンス」には入っているのだろうか? このシリーズも絶版だろうが。
7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
がっかりだ,
By
レビュー対象商品: 日本精神分析 (講談社学術文庫) (文庫)
最後のほうでユートピア思想っぽくなっていったところで付いていけなくなった。資本制=ネーション=ステートのフレームワークもそれなりに説得力もあったし、芥川から日本を読み解く手法も面白かった。しかし、最後のほうで突然市民通貨が出てきて資本制=ネーション=ステートを揚棄させなければならないというところで???途中まで読み応えがあった分、最後の最後があまりにも安易でがっかりさせられた。福田恒存や埴谷雄高の批評を読んでそんじょそこらの知識人とは一味もふた味も違うと感服していた分、失望させられた。
7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
柄谷氏の自由な自己分析,
By すずけん (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本精神分析 (単行本)
柄谷氏の「トランスクリティーク」はカントとマルクスの可能性の中心を読み解く本であったのに対して、本書は大正時代の文豪の短編を通して、NAMで柄谷氏が実施している地域通貨やくじ引きについて、言わば「トランスクリティーク」を解説している本でもある。その意味で「日本精神分析」は彼の政治的な実行に関して伴うある実践についての「分析」になっているが、それはそのまま彼の前著の「分析」ともなっているように感じられる。しかしながら前著のタイトなつくりに比べれば、本書のなんと自由なことか。やはり柄谷氏の真骨頂は文芸の分析にあると感じるのは私だけであろうか。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|