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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
すべては「不良債権問題」の再定義から,
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レビュー対象商品: 日本破綻―デフレと財政インフレを断て (講談社現代新書) (新書)
大学教授らしく図表を駆使して論理的に検証している。圧巻は「不良債権問題」に言及している章。不良債権が発生することそれ自体は避けられないとして、そこから発生するロスを償却できない銀行の利益率の低さを「不良債権問題」と定義している点である。最近でこそ「リスクに見合ったリターン」との考え方から、貸出金利の引き上げが浸透しつつあるが、それまでは担保さえあれば、すべてのリスクが解消されるかのような、稚拙な与信判断を銀行は行ってきていた。本書はそんなリスク管理不備のツケを痛感させてくれる一冊である。
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
なぜ?の解説書,
By ca - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本破綻―デフレと財政インフレを断て (講談社現代新書) (新書)
デフレ、生保破綻、インフレ・ターゲティング等、今日本経済を考える上でキーワードになっている言葉を優しく解説しながら日本経済が復活するための処方箋を示している本である。経済を勉強していない人にとっては少し分かりづらい言葉も出てくるが、経済学を多少でもかじっている人にとっては、この上ない入門書である。特に、現状分析でだけでなく独自の考えを展開しているところは他の本とは全く違う。また、筆者の本を継続的に読んでいるが、3年前から持論が変わっておらず、一貫して理路整然と日本経済が復活するための処方箋を提示しているのはエコノミストの中でも彼1人ではないかと思う。
17 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
最もまともな財政金融政策提言書,
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レビュー対象商品: 日本破綻―デフレと財政インフレを断て (講談社現代新書) (新書)
深尾先生はインフレターゲッティングを始めとするデフレ対策を強く主張されている。その主張と根拠はこの手のいくつかの本の中で一番まともで隙がない。また時系列的にも主張が一貫している。さらに、文体が読みやすい。日銀出身で大学教授という経験が絶妙にブレンドされている。また銀行・生保の実体についても明るく、これほどの分析は他にないであろう。わが国の経済と政策についての関連理解を深めて整理するには絶好であろう。最後の政策提言には、ちょっと無理して出してきた感じもしないではないが、何もしなければこのデフレ(景気の悪化)を改善できないという著者なりの責任感の表れなのだろう。木村剛氏らの不良債権処理やデフレ容認についての主張を批判する記述も参考になる。
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