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22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
霊性という言葉に違和感があったが…,
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レビュー対象商品: 日本的霊性 (中公クラシックス) (単行本)
本書の存在は前から知っていたが、「霊性」という言葉になぜか拒否感があり、敬遠していた。図書館で手に取り、大地性という概念が重要な意味をなしているようなので借りて読みだした。読みだしてすぐ、これは手元に持っているべき本と気づいた。今はやりのスピリチュアルとは全く関係ありません。宗教、宗派を超えて訴えてくる、共感できる何かがある。日本文化、日本人、日本を語る上でも必読の書と言えるだろう。 かつての私のように、「霊性」という言葉で本書を敬遠しているひとは是非読んでみてください。
34 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
日本的なものとは何かを知るために,
By tomoyat0320 (東京都文京区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本的霊性 (岩波文庫) (文庫)
「日本的なものは何か」と問われたとき、これにすぐに答えられる者はどれほどいるだろうか。少なくとも、本書を読む前までの評者はこの問いに沈黙するほかなかったと言わざるを得ない。著者は本書において「日本的霊性」というものを読者に提示し、日本人にこの日本的霊性に自覚的になることを促す。著者によれば、日本的霊性が最も顕現するのは浄土系思想と禅であるという。両者は外来のもののように見えるが、これらは日本的霊性による能動的な受容により日本に定着したというのだ。大拙はこう述べている。 本書の魅力は、上のことを丁寧に説得的に読者に説くことだけにあるのではない。 仏教用語が、特に後半においてたくさん出てくるために、読み進めるのはいささか骨が折れるが、本書はそれだけの苦労をする価値がある。篠田英雄氏の解説も大変わかりやすかった。「現代仏教学の頂点をなす著作」という紹介は全く誇張ではあるまい。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
主客不二,
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レビュー対象商品: 日本的霊性 (岩波文庫) (文庫)
著者の魂が込められた、素晴らしい本だと思いますが、気軽に読めるとは言えません。日本の古典に関する 知識もかなり要求されますので、読み通すだけでも なかなか大変です。 レビュアーの方々は、それぞれ貴重なご意見を 述べられていますが、私が一つ 付け加えるとすれば、「主体・客体の不二性」と いうところに、大拙師は「日本的霊性」の大きな 特質を見いだされているのではないか、ということです。 最終章「妙好人」に出てくる浅原才市に顕著ですが、 彼の信仰において大拙師が強調されるのは、 「なむあみだぶつ」と「浅原才市」が、 二つであって一つ、一つであって二つ、という 境地に達している、それが悟りの光景である、 ということではないかと思います。 それが土着の仕事の中で獲得されており、 机上の思弁の結果ではないところが 素晴らしい、と論じられているのではないかと 思いました。
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