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日本的霊性 (中公クラシックス)
 
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日本的霊性 (中公クラシックス) [単行本]

鈴木 大拙 , 橋本 峰雄
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本を代表する仏教思想家が禅体験から紡ぎだす「さとり」の極北。

内容(「MARC」データベースより)

禅体験と浄土教研究を通じて霊性(仏教的意識)に至った鈴木大拙の代表作。鎌倉時代に成立した禅と法然・親鸞の浄土系思想が、日本の宗教思想の中で「日本的霊性」をもっともよく顕していることを論じる。

登録情報

  • 単行本: 383ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/03)
  • ISBN-10: 4121601025
  • ISBN-13: 978-4121601025
  • 発売日: 2008/03
  • 商品の寸法: 17.4 x 11.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 八雲立つ VINE™ メンバー
形式:単行本
本書の存在は前から知っていたが、「霊性」という言葉になぜか拒否感があり、敬遠していた。図書館で手に取り、大地性という概念が重要な意味をなしているようなので借りて読みだした。読みだしてすぐ、これは手元に持っているべき本と気づいた。
今はやりのスピリチュアルとは全く関係ありません。宗教、宗派を超えて訴えてくる、共感できる何かがある。日本文化、日本人、日本を語る上でも必読の書と言えるだろう。
かつての私のように、「霊性」という言葉で本書を敬遠しているひとは是非読んでみてください。
このレビューは参考になりましたか?
36 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「日本的なものは何か」と問われたとき、これにすぐに答えられる者はどれほどいるだろうか。少なくとも、本書を読む前までの評者はこの問いに沈黙するほかなかったと言わざるを得ない。著者は本書において「日本的霊性」というものを読者に提示し、日本人にこの日本的霊性に自覚的になることを促す。

著者によれば、日本的霊性が最も顕現するのは浄土系思想と禅であるという。両者は外来のもののように見えるが、これらは日本的霊性による能動的な受容により日本に定着したというのだ。大拙はこう述べている。
「明き心、清き心というものが、意識の表面に動かないでその最も深き処に沈潜していって、そこで無意識に無分別に莫妄想に動くとき、日本的霊性が認識せられるのである。」
これに共鳴したのが禅と浄土系思想だったのだ。

本書の魅力は、上のことを丁寧に説得的に読者に説くことだけにあるのではない。
「宗教は上天からくるともいえるが、その実質性は大地に在る。霊性は、大地を根として生きている。萌え出る芽は天を指すが、根は深く深く大地に食い込んでいる」
「単にこの身の気持が良いだけでは、天日の有難さは普遍性をもち得ぬ。大地と共にその恵みを受ける時に、天日はこの身、この一個の人間の外に出て、その愛の平等性を肯定する。・・・ここに宗教がある、霊性の生活がある」
と、宗教の本質を大地性にあることを明らかにした箇所で評者は目から鱗を落とされた。宗教とは何かを考えるときにも本書は極めて有益であろう。

仏教用語が、特に後半においてたくさん出てくるために、読み進めるのはいささか骨が折れるが、本書はそれだけの苦労をする価値がある。篠田英雄氏の解説も大変わかりやすかった。「現代仏教学の頂点をなす著作」という紹介は全く誇張ではあるまい。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 この「日本的霊性」という著作は、忌避される領域に「灯り」をともし続けている。
本来、日本人は「霊性」を理解しやすい環境に生まれ育っているにも関わらず、
なぜ霊や霊性という言葉を忌避するのか。
正統な研究と評価が進んでいないため、マスコミや情報の氾濫のためであろう。
WHO健康の定義における「スピリチュアル(霊的)」の理解にも、この著作は大いに影響を与えている(英訳もあり)。
自らの指針の一つとしても、日本人の存続、世界的な意味を理解するためにも一読をお薦めする。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
読後、自分の霊性を意識する。
著者は5年半の禅修行を経て、1897年26歳で単身渡米する、以後膨大な論文を日本語と英語で著し、東洋思想を世界中に宣布した。
戦前の初版では「第五篇... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: hto
精霊、霊魂とは基本的に関係ありません
霊性ということで、何か精霊のお話でも出てくるかと思いましたが、
日本の宗教史に近い形の本でした。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: koprunous
日本的なる魂の希求と精神の系譜
ここで鈴木大拙が探求の焦点に置いているのは、「精神」と言う一種の抽象性の言葉より、確かに「霊性」といった方が適切だ。生活全般に亘って魂の希求しているもの、其れこそ... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 時代錯誤
単なる「浄土系仏教論」で説得力を欠く構成
著者の言う「霊性」とはほぼ「宗教意識を形成するための直覚」と言って良い。ただし、「大地」に根差している点を重視しており、現世肯定的・現世利益的、あるいは貴族趣味で... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 紫陽花
主客不二
著者の魂が込められた、素晴らしい本だと思いますが、

気軽に読めるとは言えません。日本の古典に関する... 続きを読む
投稿日: 2009/9/22 投稿者: koreyas
霊性というより精神
霊性というと、幽霊のようなイメージを持ってしまうが、ここでいうところはスピリットあるいは精神、主義というようなものであり、無意識の中にある日本人の特性を浄土思想か... 続きを読む
投稿日: 2009/3/24 投稿者: nobu2002
霊性といえば物々しいけれどほんとうはもっと素朴なかそけき居ずまいなのだ。
... 続きを読む
投稿日: 2008/11/22 投稿者: ワインドアップバード
「霊性」という言葉でこの本を敬遠しないで…
本書の存在は前から知っていたが、「霊性」という言葉になぜか拒否感があり、敬遠していた。図書館で手に取り、大地性という概念が重要な意味をなしているようなので借りて読... 続きを読む
投稿日: 2008/3/7 投稿者: 八雲立つ
「不合理ゆえに我信ず」
まずは、万葉の世界を「幼稚」、平安の世界を「繊弱」と、言いたい放題。表現はやや過激ながらその指摘はなかなか正鵠を得ており、そこは小気味よくさえある。... 続きを読む
投稿日: 2006/10/13 投稿者: ヒルカワ
日本民族の迷いを断ち切る鍵となる本だ・・・
『霊性』というと、なにか神秘的で、オカルトの世界と思いがちだろうが、本書はそういう類の本ではない。僕のイメージでいうと、『霊性』とは、ありのままの大地で、ありのま... 続きを読む
投稿日: 2004/11/18 投稿者: hakusannj
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