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日本的想像力の未来~クール・ジャパノロジーの可能性 (NHKブックス)
 
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日本的想像力の未来~クール・ジャパノロジーの可能性 (NHKブックス) [単行本(ソフトカバー)]

東 浩紀
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,155 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

なぜ「日本」が欲望されるのか
マンガ・アニメ・ゲーム・映画・アート……。
日本的ポップカルチャーの核心に迫る白熱の議論!


本書の元となったのは、2010年3月に東京工業大学世界文明センターの主催で行われ、大きな反響を呼んだ国際シンポジウムです。
その発表と討論を、批評家東浩紀氏の編により再構成しました。

現在「クール・ジャパン」の名で日本のポップカルチャーが世界中に浸透しています。
また、それは日本政府の国家的な文化政策ともなっています。
この「クール・ジャパン」現象が映し出すものは何なのか。
日本を代表する論客、世界を舞台に活躍するクリエーター、現在第一線の海外の日本学者をむかえ、多角的な視点からの議論となりました。
戦後から今日にいたる日本文化への眼差しを検討することで、クール・ジャパノロジーへの視線を問い直し、日本的想像力の可能性を探るものです。
「クール・ジャパン」の名の下に語られている「日本」とは何か?
ときに「未成熟」とされる日本的想像力の核心はどこにあるのか?
「日本文化」のイメージを刷新する新しい出発点となるものです。ご注目下さい!


【目次】
はじめに東浩紀
I 「日本的未成熟」の系譜キース・ヴィンセント
II アート界における“クール・ジャパン”の戦略的プロデュース法村上隆
III 日本映画と未成熟黒沢清
IV 「かわいい」の本質宮台真司
V [討議]日本的未成熟をめぐって
    キース・ヴィンセント+黒沢清+宮台真司+村上隆+(司会)東浩紀
VI クール・ジャパノロジーの不可能性と可能性ジョナサン・エイブル
VII プロレタリア文学のクールさの可能性ヘザー・ボーウェン=ストライク
VIII ヨーロッパにおける「クール・ジャパノロジー」の兆しシュテフィ・リヒター
IX 一九九二年以降の日本のサブカルチャー史における意味論の変遷宮台真司
X トランスナショナルな「理論」の構築に向けて毛利嘉孝
XI [討議]もう一つの日本学
    東浩紀+ジョナサン・エイブル+ヘザー・ボーウェン=ストライク+宮台真司+毛利嘉孝+シュテフィ・リヒター+(司会)クッキ・チュー
[総括]ポップカルチャー言説の「視差」から考える河野至恩

内容(「BOOK」データベースより)

マンガ・アニメ・ゲーム・映画・アート…今や日本のポップカルチャーは世界中に浸透している。この「クール・ジャパン」現象が映し出すものは何か。日本を代表する論客、世界的に注目を集めるクリエーター、第一線で活躍する海外の日本学者をむかえて、戦後から今日に至る日本文化への眼差しを多角的に検討し、ときに「未成熟」とされる日本的想像力の核心へと迫る。「日本文化」のイメージを刷新する、新たな日本学のはじまりがここに。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 288ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2010/8/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4140911638
  • ISBN-13: 978-4140911631
  • 発売日: 2010/8/26
  • 商品の寸法: 18.2 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 もう少し議論を詰められたのではないか?, 2010/10/5
By 
アジアの息吹 - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 日本的想像力の未来~クール・ジャパノロジーの可能性 (NHKブックス) (単行本(ソフトカバー))
本書は2010年3月5〜6日、東京工業大学で行われた国際シンポジウム
「クール・ジャパノロジーの可能性」におけるプレゼンテーションと
討議の記録を、運営にあたった東氏が編者として再構成したもの。
本人が固辞されたとのことで大塚英志氏の論考・発言がまったく
収録されていない点がまず残念。

同じ編者の『ised 情報社会の倫理と設計』を先に読んでしまったがために、
(取り扱うテーマの影響もあるとは思うが)全体的に軽く感じてしまい
もう少し議論を詰められたのではないか?というのが第一印象。

議論が噛み合わないのも、異論が出るのも当たり前ではあるが
『ised』では論議を突き詰めていくパワーのようなものがあるのに対し
本書では残念ながら議論が個々に放り出されているきらいがある。
この点は事前のコーディネートでもう少し何とかなったのではないか。

もちろん村上隆氏の戦略的プロデュース法の赤裸々な解説や
非日本人の日本研究者たちの、何でこんなことまで知っているのか?
と思うとともに、こんなありきたりな日本像でいいのか?という
意見もあったりして、その点は純粋に貴重な視点も紹介してくれている。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 「クール・ジャパン」 現象を理解するためのヒントをあたえてくれるが消化不良をおこす, 2011/4/23
レビュー対象商品: 日本的想像力の未来~クール・ジャパノロジーの可能性 (NHKブックス) (単行本(ソフトカバー))
「クール・ジャパン」 に関する海外での熱狂ぶりや政府の肩入れなどに違和感をいだくとともに,日本のアニメなどの惨状にこころをいためるとき,この本はそういう問題へのヒントをあたえてくれるとおもう. しかし,他の評者も書いているように,この本ではすっかり消化不良におちいってしまう. 私のようなアニメやマンガにちゃんとついていっていない読者,また (ネットをふくむ) 論壇についていっていない読者にはとてもフォローできない.
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14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 この題名や装丁でいいか、疑問は残るが…, 2010/10/2
レビュー対象商品: 日本的想像力の未来~クール・ジャパノロジーの可能性 (NHKブックス) (単行本(ソフトカバー))
 編者の東は前書きで、本書はクールジャパン現象そのものの分析ではなく、それをいかに語るか、その語りかたをめぐるもので、その点で「いささか複雑な書物」なのだと記す。が、本書のカバーや帯(装丁)は、クールジャパン現象の勢いで(本書を)売り込もうという雰囲気で、結果的に東の言とはやや違う意味で、読者に“いささか複雑な書物”という印象を与え、本書のあり方(ねらい)を不鮮明にしたと思える。
 中身の方も、議論がかみ合い、深められているとは思えない。
 本書登場の西欧の日本研究者は、自身がクールジャパンに惹かれているわけではない。惹かれている少なからぬ学生達に直面し、その現象の意味を探るため従来の日本文化研究から領域を一歩拡げたのだ。また、登場する日本人クリエイターは自身の創作方法にかなり自覚的であり、その点では異端派的な人達だ。まあ、そういった人たちが日本の若手批評家と話し合ったとき、どんな内容が展開することになるかを読者は知ることが出来る。日本や世界で、日本のポップカルチャーを巡ってどんなことが起きているかについて、本書登場の識者達の目を通し知見を広められるということだ。それはそれで、得られることは多い。
 ただ、深まる方向には議論が進んでいない。宮台はシンポジウムに2日とも出席し、他の出席者の発言も受け精力的に主張している。彼は、日本製ポップカルチャーが生み出されていった際、表現された「日本的未成熟」が「社会的文脈の無関連化機能」を持つことにより、若者達にある種の解放感をもたらしたと言う。その機能は現在の日本ではすでに失われてしまったが、近代の縛りが強く残る欧米では、それはまだ有効で多くの若者を救い得ると言う。ここで気になるのは、救われたはずの日本の若者が今幸せそうでないのだから、欧米の若者だって真に救われるだろうかということだが、そういうところまで本書の議論は進まない。
 また東は、日本の「伝統芸能」と「オタク文化」の間には大きな断絶がありながら、欧米からは同じ「日本文化」と受容される現象を、「解離」(日本文化の持つ独特の「解離感」)という概念で捉えられないかと提示したが、それは誰からも受け止められず放置されてしまった。
 そういうことで、論をさらに深めることは読者に委ねられているともいえるのだ。
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