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日本映画に愛の鞭とロウソクを―さらば愛しの名画座たち
 
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日本映画に愛の鞭とロウソクを―さらば愛しの名画座たち [単行本]

快楽亭 ブラック
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

映画評論家ったって、全部見ているわけじゃあないんだ。それからあっしは映画評論家をまるで信用しなくなった。本当に面白い映画と出逢うためには評論家をあてにせず、また、先入観や偏見も捨ててどんな映画でもともかく見る、ひたすら見る。新作は言うに及ばず、旧作も少なくとも戦後に封切られた映画はすべて見たい。いや、戦後に封切られた映画で、まだあっしの未見の映画があるということ自体に腹が立ち、毎日映画館通いをしている。これはあっしの業なのだ。この本はあっしがひたすら通い続けた懐かしの名画座たちへのオマージュでもある。

内容(「MARC」データベースより)

年間365本以上の映画鑑賞というノルマを己に誓った異色の噺家が、愛してやまない日本映画を鋭く評したこだわりコラム集。月刊『TVタロウ』の人気連載を、第一号から最新号まで完全網羅し単行本化。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • 単行本: 253ページ
  • 出版社: イーハトーヴ出版 (1999/03)
  • ISBN-10: 4900779369
  • ISBN-13: 978-4900779365
  • 発売日: 1999/03
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 200,738位 (本のベストセラーを見る)
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By T.H.
形式:単行本
 著者の本職は落語家であるが、むしろ映画評論家のほうが天職とはいえないだろうか。いいものはいい、悪いものは悪いと率直に評し、心にもないヨイショで製作者にごまを擦るような真似は一切しないからだ。しかも実際に観たうえで云っているのだから説得力がある。試しに本書で評価の高かった「毎日が夏休み」「カンゾー先生」を観てみると本当に面白かったし、逆に評価の低かった「ヒーローインタビュー」「東京日和」などは本当につまらなかった。ちなみに本文中で、地方競馬の能力試験競走に相当する制度を映画界にも導入するよう提案していたが、その審査には是非とも著者に立ち会ってもらいたいものだ。
 そして全体的な傾向としては、評価の高い作品は1970年代以前のものが多く、評価の低い作品は平成以降(本書が執筆された時点まで)に集中していることがわかる。しかし、前者はほとんどが、ただ古いというだけで埋もれていきDVD化も見送られる(社長・駅前各シリーズのようなメジャーどころでさえ、DVDで甦ったのはごく最近のこと)のに対し、後者の多くは新しいというだけでDVDにもなり、広く紹介されているのはどういうことか。そのようにしてコンテンツの価値にかかわらず、その時々の流行だけで時代とともに娯楽を使い捨てていくために、現代日本の社会は母国の文化を粗末にしてしまうのだ。
 それにしても、日本映画も本文にて扱われる91〜98年は、文字通り「冬の時代」に他ならなったことを、改めて痛感せざるを得ない。
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By ご飯
形式:単行本
左のページにブラック師匠が、名画座で観た映画の記録によればほぼ毎日観ている。映画を観ることが職業でないのによく観る時間が取れるものだ。その量に感服。出来れば私も師匠ぐらいに映画が観られると良いんだが。そんなブラック師匠のコラムでこれが面白い。噺家だけにややふざけた調子ではあるが、映画好きという熱意も鋭い指摘もあって楽しめる。それにしても映画評論家が書くよりも、映画好きの著名人が書く文章の方が面白いのは何故か?評論家の書く文章で映画を観る意欲が湧かないのだから、日本では映画評論家はその役割を果たしていない。むしろ、著名人の書く文章が映画鑑賞意欲が湧いてくるのだ。
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