コツの本は結構多いと思うのですが、きちんと科学的な理由が同時に書かれているのがこの本の魅力です。例えば「いかは表面に鹿の子包丁を入れる」のは、「いかには表面の皮が4層あって、内側の2層は対軸と平行・・・」ち解剖学(?)的な構造を説明し、「加熱したときの修復を平均に起こさせるためには・・・」と実際の調理作業にまでつなげて説明しています。
一般向けの本は作り手が書くばかり、調理学として学ぶ教科書は学者中心と、分かれてしまいがちですから、双方の専門家による共著が成功した本だなと思います。バランスがとれていておもしろく読めました。編集した方、偉いっ!