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日本文学史序説〈上〉 (ちくま学芸文庫)
 
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日本文学史序説〈上〉 (ちくま学芸文庫) [文庫]

加藤 周一
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本人の心の奥底、固有の土着的世界観とはどのようなものか、それは、外部の思想的挑戦に対していかに反応し、そして変質していったのか。従来の狭い文学概念を離れ、小説や詩歌はもとより、思想・宗教・歴史・農民一揆の檄文にいたるまでを“文学”として視野に収め、壮大なスケールのもとに日本人の精神活動のダイナミズムをとらえた、卓抜な日本文化・思想史。いまや、英・仏・独・伊・韓・中・ルーマニアなどの各国語に翻訳され、日本研究のバイブルとなっている世界的名著。上巻は、古事記・万葉の時代から、今昔物語・能・狂言を経て、江戸期の徂徠や俳諧まで。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

加藤 周一
1919年、東京生まれ。東京大学医学部卒。早くからヨーロッパ文学や日本の古典文学を読む。戦後、多彩な執筆活動を展開。常に広い視野に立ち、世界的な観点から論評する文明批評家として高名。ブリッティッシュ・コロンビア大学、ベルリン自由大学、上智大学の教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 550ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1999/04)
  • ISBN-10: 4480084878
  • ISBN-13: 978-4480084873
  • 発売日: 1999/04
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
私は著者の全集で読みました。日本文学史の授業で習った作品は随筆や小説が多かったが、この本により、非論理的であると考えられてきた日本語は使う側によって十分論理的になることが例証された。
特に注目すべき点は、鎌倉時代の僧たちの著作である。著者の言うとおり、この時代の仏教者たちの著作は深い思索と宗教実践によって得られた経験を思想体系にまとめている。しかしこれらの優れた作品は中等教育では教えられていない。残念である。
印象的なのは、第二次世界大戦中国家主義思想に利用されてしまった日蓮である。彼は初めて仏教は国のためにあるのではなく、国が仏法のためにあるべきだと主張したそうである点は興味深い。つまり国家が中心なのではなく仏法が中心なのである。彼は今までになく、釈迦の教えに忠実であり、社会的にも実践していった点は学校の国語でも社会科の時間でも習うことができなかった。
このような点からも本書は一読する価値があり、古典への導入となる良書である。
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Poulain
形式:文庫
 本書は単なる文学史というよりも優れた日本思想史です。日本人がどのような歴史的状況の中でどのような思想を紡ぎ出してきたのか、文庫二冊で概観でき、充実した読後感が得られること請け合い。国語の参考書としてのみならず、入試で日本文化史、とくに論述問題を出す大学を受ける高校生におすすめです。
このレビューは参考になりましたか?
29 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 日本文学史を自然科学的思考法により解析した日本思想文化史序説。時空的比較に特徴があり、日本の土着思想が外来思想との対比で論じられ、仏教と儒教と神道はしばしば引き合いに出され、菅原道真のシナ語の詩文と紀貫之のかなを利用した叙情詩が比較される。下巻では、宮沢賢治が柿本人麿に比較される。上巻は元禄文化まで。
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