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日本文化の模倣と創造―オリジナリティとは何か (角川選書)
 
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日本文化の模倣と創造―オリジナリティとは何か (角川選書) [単行本]

山田 奨治
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

オリジナルは善か?コピーは悪か?模倣が生み出す豊かな文化を再考する。

内容(「BOOK」データベースより)

著作権をはじめとして、現代の私たちは「独創(オリジナル)にこそ価値があり、模倣(コピー)は許されない」という価値観に縛られている。しかし伝統文化を振り返れば、個性豊かな表現は先達の芸や作品を模倣することから生まれてきた。西洋美術、浮世絵、写真、連歌、インターネット、マンガ・アニメなどを題材に、近代的な価値観にすぎない「独創」神話の矛盾を解き明かし、模倣を楽しむ「再創文化」の意義を問い直す。

登録情報

  • 単行本: 229ページ
  • 出版社: 角川書店 (2002/07)
  • ISBN-10: 4047033413
  • ISBN-13: 978-4047033412
  • 発売日: 2002/07
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ask170
形式:単行本
今の私たちが生きているのは、オリジナリティを重視する社会である。そこでは、「個性」や「自分らしさ」が尊重され、模倣は「猿まね」「剽窃」として退けられていく。

しかしこの本を読むと、そのようなオリジナリティ重視の考え方(独創主義)がたかだか19世紀末から成立した神話であるにすぎないことがよくわかる。それまで日本でも西洋でも、模倣を軸にした豊かな文化が展開されていた。本書は、そうした「模倣文化」の豊かさを明らかにして、独創主義に代わる再創主義を提示する書である。

この本の長所は、単なる日本文化論を越えて、アメリカのハッカー文化やインターネット上のオープンソースにもきちんと触れている所だろう。また、「似ているとはどういうことか」という基本的な問題にまで踏み込んでいた点がよかった。著者の専門は情報学とのことだが、おそらく国文学者ではこうはならなかったはず。著作権制度の弊害を考えるためにも、ぜひ読んでいきたい一冊。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ネモ トップ100レビュアー
形式:単行本
アニメ監督の押井守氏の、「上手に盗むこと」が大切であるという旨の発言を聞いたことがあります(テレビでの発言で、録画もしていないので、正確に同じではありません)。実際に制作する立場の人の考え方として、“模倣”“創造”について考える時、この言葉は非常に参考になります。
本書は、こういった実作者たちへの理論的バックアップになるものだと思います。
また、「模倣」を否定的な見方からのみ捉えるのではなく、その重要性を、絵画や写真だけでなく、日本の伝統文化を題材に述べています。現行の著作権法が権利者の利益を図るのみで、人類の文化という視点が欠けていると指摘しています。

コピーという言葉には複製という意味があります。そういった点で、コピーには誤解を招く要素もあると思います。そこで、私見ですが、コピーという言葉ではなく、模倣という言葉に統一した方が分かりやすいのではないかと考えます。
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