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日本探偵小説全集 (1) (創元推理文庫 (400‐1))
 
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日本探偵小説全集 (1) (創元推理文庫 (400‐1)) [文庫]

黒岩 涙香
5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本探偵小説の嚆矢といえる黒岩涙香の「無惨」に始まり、翻訳、研究にも大きな足跡を残した小酒井不木の「闘争」ほかの代表作を配し、乱歩・宇陀児と並ぶ三羽烏といわれた甲賀三郎の力作長編「支倉事件」「黄鳥の嘆き」等を収めた探偵小説ファン待望の一冊。全巻に中島河太郎編の著者略年譜を付した。解説・中島河太郎 挿絵・高井貞二


登録情報

  • 文庫: 764ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1984/12)
  • ISBN-10: 4488400019
  • ISBN-13: 978-4488400019
  • 発売日: 1984/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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全十二冊からなる東京創元社の日本探偵小説全集。その第一集は、黒岩涙香、小酒井不木、甲賀三郎の三人の作品を収録しています。

黒岩涙香といえば、『巌窟王』など海外作品の翻訳ならぬ翻案で大好評を博したことで有名ですが、ミステリの翻案も多く、また、たった一作ですがミステリの創作もあって、それがここに収録された『無惨』。岡っ引き上がりの老練なベテランと、まだ若いながら近代的な科学捜査法を修めた二人の警官が、それぞれの方法で殺人の犯人を探し出すといった内容。句読点が少ない文体で、慣れるまで読みづらいのをのぞけばなかなかにおもしろい。黒岩涙香の作品は、他に翻案ものの『血の文字』が収録されています。

小酒井不木は、当時の東北帝国大学の助教授に任命されるぐらい生理学・血清学の権威で、その作品も医学関係のものや異常心理・変体心理を扱った、いわゆる変格ものと呼ばれるものが多く、独特の味わいをもっています。『痴人の復讐』『恋愛曲線』『愚人の毒』『闘争』の四短編が収められていて、『愚人の毒』以外は異常心理を扱ったもの。中でも『恋愛曲線』は、失恋した男の心理と不可思議な実験を扱ったもので、異様な迫力に満ちています。

甲賀三郎は戦前きっての本格派と目される人で、ここに収められている『琥珀のパイプ』『蜘蛛』『黄鳥の嘆き』『青服の男』はどれも切れのよい短編の佳作です。が、代表作となると、本格ミステリではない長編の『支倉事件』が挙げられます。実際にあった事件を元にしているそうですが、犯人を追って警察の行動を細かく書いている点、警察小説のはしりともいえるでしょう。また、ここに出てくる犯人は一読忘れられない強烈な人物、戦前戦後を通じて、日本ミステリ界における名犯人像です。

本書で取り上げられた三人の作家、まだまだ作品があるでしょう、できれば各人で一冊出してほしかったですね。
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34 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
黒岩涙香の作品が日本探偵小説史上で重要な位置を占めているのはわかるが、だからといって、現在の目から見て読むに耐えるものかというとそうでもない。構図も平板。
日本対小説全集を読むのならば、無難に「江戸川乱歩集」「横溝正史集」から入るのが良いでしょう。
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黒岩涙香の作品が日本探偵小説史上で重要な位置を占めているのはわかるが、だからといって、現在の目から見て読むに耐えるものかというとそうでもない。構図も平板。
日本探偵小説全集を読むのならば、無難に「江戸川乱歩集」「横溝正史集」から入るのが良いでしょう。
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