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この本は、著名なドイツ型システム研究者、ヴォルフガング・ストリークのアドバイスを受けて書いたという。アメリカ以外の経済システムがなかなか日本では紹介されないことを考えると、ドイツを扱ったいくつかの章は読む価値がある。【追記:とても価値があります。なので、本書を買っても損はないと思います。】
非(反)アングロサクソン型システムの記述・模索に関しては、ドーアを含む著名な研究者たちが寄稿した『現代の資本主義制度』(NTT出版)の併読をお奨めする。
もし、ひどい書評によって良い本が売れないとしたら、不幸なことです。本当に良い本かどうかは、自分で読んでみるしかありません。私はとても良い本だと思いますよ。問題についての多くの有意義な知識と、考える勇気を与えてくれますから。
筆者は、猫も杓子もアメリカ、アメリカという日本の現状を冷静に分析し、果たしてそれがしっかりとした視点に立って下された判断であるのだろうか、疑問を投げかける。
いま日本経済が迎えている変革は、一過性の熱病のようなブームにすぎないのか、それとも構造的な大転換なのか。
そして、その転換は本当に日本をよい方向に導くのか。
そうしたことを考えるうえで、参考になる一冊である。
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