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日本型ポピュリズム―政治への期待と幻滅 (中公新書)
 
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日本型ポピュリズム―政治への期待と幻滅 (中公新書) [新書]

大嶽 秀夫
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 966 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本における政治不信の増大は著しいが、一九九〇年代以降何度か、突発的な人気を得、政治への期待を極度に高めた政治家が現れている。ブームを巻き起こした、細川護煕、菅直人、石原慎太郎、田中康夫、加藤紘一、田中真紀子、小泉純一郎らである。そこには、報道番組やワイドショーなどマスメディアとの相互作用があった。本書は、こうした政治現象をポピュリズム概念を用いて分析し、日本政治の変容を明らかにする。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大岳 秀夫
1943(昭和18)年、岐阜県に生まれる。京都大学法学部卒業後、東京大学大学院博士課程修了。シカゴ大学、ハンブルク大学、パリ政治学研究所に留学。専修大学助教授、東北大学教授を経て、現在、京都大学法学部教授。政治課程論担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 308ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2003/08)
  • ISBN-10: 4121017080
  • ISBN-13: 978-4121017086
  • 発売日: 2003/08
  • 商品の寸法: 17.5 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
良い入門書 2004/7/21
By yamppv
形式:新書
 大人として知っておきたい程度のここ10年ぐらいの政治について理解したいと考えれば年表もついていて、お買い得な本だと思う。また、その間メディアがいかに政治に影響を与えてきたか、その報道の不誠実さ(良く言っても偏向)について考えさせられる。
 通読すればメディアの倫理やメディアリテラシーの重要性を改めて実感する事になるだろう。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:新書
久しぶりに読んだ大嶽さんの本でした。20年前に出たあの名著”日本の防衛と国内政治”の中で、大嶽さんは、自信を持って、”政治学なるものが日本政治の分析に対してなしうる貢献”を語っていたわけだけど、この中で描かれている現実の日本政治の姿は、あまりにも悲しいね。政治だけではなく、それを取り囲む世論の枠組みも、グロテスクな姿をさらしているだけのようです。過去の日本の新聞が垂れ流していた幼稚な”戦争と平和”という善悪二元論は、確かに消えました。でもそれに代わったのは、テレビにより、無差別に流される、”腐敗と改革”という別な二元論です。でももはやこれは二元論というよりは、視聴率だけをメルクマールとした知性の退化としかいいようのない、シニシズムというのがその実態!のようです。この現状に対して、著者は成熟した現実主義、道徳禁欲主義からの脱却、つまり可能性としての政治の復権を提唱します。著者は必ずしも絶望してはいません。なぜなら著者によると、防衛問題については、90年代の日本は非武装主義を克服することに成功したからです。最後のあとがきで述べられているテーゼ、”今日の日本政治にとって最大の不幸は、改革派が常にマクロ経済的には、誤った政策を掲げ、政権をとったとたんにそれを推進してきたことにある”は、政治学者である著者の政治学を越えた大胆な結論です。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By bons VINE™ メンバー
形式:新書
政治に対する国民の不信が続く中、ときおり特定政治家への期待が高まることがある。近年の最たる例が小泉純一郎の首相在任時の高い支持率であろう。このような「改革派」は自民党の派閥政治に対抗する存在と目されており、それゆえに国民からの強い支持が集まる傾向がある。また、「改革派」自身も国民の目を意識することによって、自らの弱い政治基盤を克服することにつながる。

このようなポピュリズム的政治は、88年のリクルート事件、92年の佐川急便事件といった政治腐敗に対する国民の強い反発が契機となって始まった。本書では、それ以後の橋本改革から、「加藤の乱」を経て、小泉政権の誕生と田中眞紀子の登場までの自民党の政局の流れを解説している。

本書の内容は、政局に疎い私(「加藤の乱」も言葉しか知らなかった)にも分かりやすかった。人々はイメージによって左右されてしまいがちだが、そのイメージが「作られた」ものであり、実質的な内容が伴わないことがあることに気をつけなくてはならない。田中眞紀子の問題はその典型例であり、筆者の指摘は正鵠を得ている。理想論でも単なる現状肯定論ではない真の「現実的な政策」が求められており、有権者はそれを注意深く見抜かねばならないのだろう。
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