1月刊行の同氏著作の続編です。
前著で世界経済について、特に資本主義の崩壊について述べ、本著ではその中の日本について述べられています。
タイトルにあるように、著者は日本国が破産するとの立場です。
北朝鮮などの軍事的脅威に対し、もう米国は頼りにならない。
むしろ極東の軍備強化を狙う米国が、意図的に隣国との緊張を日本にもたらそうとするかもしれないと言います。
小泉首相の政策は、米国に都合の良いように動いている。
真実のほどはわかりませんが、そう捉えられても仕方ないかもしれません。
BSE問題での拙速な輸入再開(短期間での再度輸入禁止をみても、拙速だった感は否めません)
郵政民営化による金融市場の開放、憲法改正の気運UPによる軍事強化などなど。
財政赤字に歯止めが利かない。これにより日本国の破産は免れない、というのは最近増えている類書と同じ主張です。
著者の主張通りになるかどうか、私にはわかりません。
ただ、もし現実になった場合を想定し、備えておく必要はあるでしょう。
何事も悲観的に準備し、楽観的に行動するのが、良い人生を送る心得だと考えるからです。
本書では、日本全体について先行きを論じると共に、そこに生きる我々に対し、如何に備えるべきかも提言します。
具体的には、今ある資産を如何に増やし、守るかということです。
色んな資産運用について、各々のメリット、デメリットを解説します。
総じて目新しいものはありませんし、各々のアドバイスでは、極めて常識的な話が書かれています。
もし本当に日本国が破産するとすれば、そしてそれに備えるとすれば、一発逆転的な手法ではなく、本書に書かれているような基本的で現実的な方法なのかもしれません。
日本の破産が現実になるか否かは別にして、少なくとも現在の日本は景気が良くなりつつあります。
今こそ、ここに書かれているような手法で、自分の資産を守り、増やすことで、万が一に備えるべきではないでしょうか。