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最も参考になったカスタマーレビュー
20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
たいへん高い完成度を持った体系書,
By 南アルプス (東京都新宿区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本国憲法論 (法学叢書 7) (単行本)
青林書院から出ていた佐藤幸治先生の「憲法」は、芦部先生の「憲法」が出るまで最も評判が高かったように思います。今回約16年ぶりに内容を大幅に改訂し、書名も改めての出版となりました。しかし前書の基礎にあった個人の人格的自律権の全面的な実現を目指した佐藤先生の立場は、いささかも揺るいでいません。そのような立場から、これまでの16年間の社会の変化や新しい判例や学説の動向についいて、佐藤先生の深い思索が述べられています。 また前書で定評のあった司法権については、今なお最高水準ではないでしょうか。 佐藤先生の一貫した立場から書かれた本書は(佐藤説に対する賛否は別として)たいへん完成度が高く、これ以上の完成度を誇る体系書は今後ともなかなか現れないのではないでしょうか。 佐藤先生の文章は難解だと言われます。たしかに初学者にとっては、難解と感じられるでしょう。 したがって、芦部先生の「憲法」などで憲法学の基本を理解した学生が次に読む本として適切なのではないでしょうか。それでも難解かもしれませんが、じっくり読んでいると、佐藤先生の言わんとすることが大きな説得力を持って伝わってくるはずです
27 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
憲法の決定版,
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レビュー対象商品: 日本国憲法論 (法学叢書 7) (単行本)
「佐藤憲法学の集大成」とはまさにその通りでしょう。実質的には佐藤幸治「憲法(第3版)」(青林書院・1995)の改訂版です。ですが、全体の構成などは組み替えてあり(人権→統治という順序)、学説などについても引用元の著者名がつけられるようになりました。最新の議論についてもある程度言及されており、学問的水準は最高レベルといって間違いなしです。縦書から横書となり、コンパクトになったかと思いきや、全体で本文671頁と増加しています。そして意外なほど読みやすい(佐藤憲法は難解といわれますが、むしろ言葉を慎重に選んだ結果というのが率直な感想です)。芦部憲法などである程度の基本を学ばれている方であれば、読むのは楽です。最新判例も多く取り上げられていますし、基本書としてはこれが決定版ではないかと思います。従来から青林書院の前著を利用・参照していた人にとっては使いやすいでしょう。特に統治については情報量も十分ですし、憲法訴訟はご専門でもあることから詳しくわかりやすい。 特筆すべきは、著者が行政改革・司法改革に携わった経験からの叙述が多くみられるところです。今般の諸改革がどのような意味を有するのか、それが憲法とどのような関係をもつのか、「人格的自律権」という著者の一貫した主張によって明解に説かれています。著者の現在までの研究成果・改革への姿勢などが詰め込まれた、まさに「集大成」となっています。 読み応えは十分で、何回も通読して味わいたい。そういう本です。憲法を学ぶすべての人に、本書を推薦します。
13 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
標準的な憲法の概説書,
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レビュー対象商品: 日本国憲法論 (法学叢書 7) (単行本)
旧著の方が、文章に重みがあったように思います。今回の本は、横組みに改訂され、キーワードが青字になっています。 章立ては、憲法の基本書のとおり、人権(総論、主体、各人権)、 統治(国会、内閣、地方自治、裁判所)とごくごく一般的になっています。 参考文献もすっきりと整理され、これも通常手に入る範囲のものに なっています。 親しみやすくなってリニューアルされた感じがします。 ちなみに、学習は、概説書1冊を精読し、その後、判例研究等を行うとよいでしょう。概説書を何冊も読むことはナンセンスです。
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