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日本国家の神髄
 
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日本国家の神髄 [単行本]

佐藤 優
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

過去の歴史を総体として顧みて、日本人と日本国家が生き残る知恵を発見する。大東亜戦争敗北後、米占領軍に封印された『国体の本義』。日本国民に忘れ去られたテキストから、平成日本の傑出した頭脳がわが国の神髄を導き出す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐藤 優
昭和35(1960)年、東京都生まれ。昭和60年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。平成7(1995)年まで在英国日本国大使館、ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、外務本省国際情報局分析第一課に勤務。主任分析官として活躍したが、平成14年5月、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。東京拘置所に512日間勾留される。平成21年6月、最高裁により上告棄却、有罪が確定し、外務省の職を失う。主な著書に『国家の罠』(新潮社 毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮社 大宅壮一ノンフィクション賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 305ページ
  • 出版社: 扶桑社 (2009/12/23)
  • ISBN-10: 4594061230
  • ISBN-13: 978-4594061234
  • 発売日: 2009/12/23
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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56 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:単行本
従来、禁書「国体の本義」は、日本が狂った方向に進んだ集大成的な文書と見られていた。
著者は、この本を日本の神話・歴史の中で詳細に読み込み、日本の社会が欧米の理性万能のアトム的な人間観・世界観(契約社会)とは位相を異にし、「和」「まこと」を基本原理とする一如の世界であり、生活の基本は個人でもなければ夫婦でもない家という共同体であり、祭祀共同体と読み解きしている。そして、重要なことはこの原理は見えない原理である。イギリス・イスラエルの非成文憲法のように。
世界共通の普遍的な祭祀、政治、教育というものは存在しないが、現下の日本では普遍主義によってそれらが壊されようとしている。「親米保守」なる奇妙な言葉があるが、本来「親日保守」しかあり得ない。アメリカには「親米保守」、中国には「親中保守」というように。
わが国における真実の改革は復古であり、反復によって天地開闢に至ることである。
日本において神々と人間は連続している。思想は人間生活の中に埋め込まれている。
禊祓、二礼二拍一礼は数値化できない超越的世界に関する感覚を研ぎ澄ますのに最適である。

ある国家が存続するためには固有の文化を必要とする。われわれの祖先は仏教、儒教、老荘思想を土着化させてきた。
「国体の本義」は、その時点での日本国家の内在的原理の集大成であり、著者の読み解きは現時点での集大成である。(恣意的でなく、復古であり、反復であるということ)
普遍主義の呪縛を解き放すには、わが国体を再発見するのだ。そうすれば現下の危機的状況から抜け出す光が見える。でこの本は終わる。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
戦前の思想を追う上で素晴らしい本だと思います。
その内容についての論評は他のレビュアーが書いていますので、私からは別角度で書いて見たいと思います。

この本で扱っている「国体の本義」についてです。

「国体の本義」はGHQに発禁指定されたのだと記載され、私としては「そんなにGHQにとってマズい思想本でピンポイントで狙われたのか」という印象が読了後にありました。
しかし、西尾 幹二氏の「GHQ焚書図書開封」によれば、GHQによる命令でリストを作って流通網から回収されるリストに載ったのが7769点とあり、「国体の本義」はその7000点超のうちの一つとなる。つまりは「GHQが隠したい特別な一冊だからこそ、佐藤氏が取り上げた」のではなく、「GHQによる命令で焚書扱いとなり埋もれてしまった戦前の良書を、博覧強記の佐藤氏が戦前の代表とすべき一冊として厳選した結果、これが選ばれた」というのが正しい考え方なのではないのかな、と思いました。句読点が少なくて読みにくいかもしれませんが、ご容赦下さい。

また、上記「GHQ焚書図書開封」では、GHQの命令によって20万点に及ぶ出版物の流通網から対象の出版物を選定するチームがアメリカ人の6人しかおらず、選定そのものは日本人自身の手によって出版物がセレクトされた可能性が高い事を示しています。

体制のトップが日本の内閣からGHQに変わって「どうぞどうぞ」と言わんばかりに手の平を返した日本人によってそれがなされた、とあるのですが(当時の表に出せなかった厭戦の気持ちがここに現れてしまったのかも、という想像もできなくもありません)、「GHQが日本の思想を骨抜きにしたいからという理由でこの本を回収した」のではなく、「トップがGHQに代わったので(あるいは時代が変わったので)、その命令を聞く為に日本人自身がその思想書を回収対象にした」というのが正しいように思われます。
「歴史は韻を踏む」とは言いますが、佐藤氏に対する外務省側の扱いを見ると日本人の性質は戦後と今もあまり変わっていないように思われます。

そして時代の不遇を受けた日本の思想書を、数十年経って同じく時代の不遇を受けた思想家の佐藤氏が取り上げた、というのは著者が意図しない運命的な必然でもあったのでしょう。その思想の底流が一貫しているからこそ、このような形となって出版されたのだと思います。

あるいは日本人自身の上流にいる人達の手によって処分された思想書が、同じく日本人自身の上流にいる人達の手によって抹殺された思想家の〜とも言えそうです。

ともあれ戦前の思想書に興味が出たのは、これがきっかけでした。
「国体の本義」「日本国家の神髄」が大変面白い本である事には違いありません。
このレビューは参考になりましたか?
32 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Let's 理論武装 2010/2/20
By imawa
形式:単行本
突出した軍事力を有する大国は何を目指すか.
覇権だ.
中共しかり,ロシアしかり,アメリカしかり.

中共は考える.東アジアの覇権はどうすれば握れるか.
答えは簡単.日本を押さえることだ.
そこで中共が思い描く戦略とは何か.
一つは日米同盟を破棄に追い込み米軍を追い出すこと.
日本の反米感情をくすぐり,基地問題をこじらせるのだ.
一つは日本に軍事力を整備させないこと.
反戦平和主義に凝り固まった政治家,評論家,
己の美学に沿った国のあり方にしか関心のない漫才師を利用するのだ.
一つは日本を分割統治し易いように解体すること.
革命という言葉や権力欲,名誉欲にからきし弱いボンボンの政治家や
弁護士上がりの政治家,マイノリティの選挙権獲得欲を利用するのだ.

そんな工作の進む日本をロシアはじっと観察しつつ
いざという瞬間のタイミングをうかがっている.
アメリカは覇権争いの主導権が握れるならば,
場合によっては中共,ロシアと日本を分割することも視野に入れる.

国を亡くさぬためには,冷静に大国の思惑を読み解き,
現実的な対処法を模索せねばならない.
大多数の日本人はそういう作業が下手だ.それは戦前から変わらない.
いわゆる島国根性というやつだ.状況を的確に分析できない人々の考えが
世論の中心となってしまう工作がうまく行って戦争に巻き込まれ,あげくに惨敗.
今回は戦争する必要すらないほどの弱体化が進行中だ.

対策は国防の問題をまじめに考えること.
軍事的な話だけではなく,思想的な対策も大事だ.
それには理論武装が必要で,これはそのための本.
学校では教えてくれないことが書いてある.
みんなで勉強しましょう.
自らを自らの力で守ることを放棄した国は遠からず滅ぶのが
歴史の教訓なのだから.
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投稿日: 2010/1/1 投稿者: DCXT
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