- 【 講談社ストアはこちら 】 - 西尾維新最新作『恋物語』やAKB48の『指原莉乃1stフォトブック』など今人気のタイトルや特集は講談社ストアへ。
外資系金融企業で日本国債のトレーダーも経験した著者による経済小説が本書。分刻みで億単位の取り引きを行うディーリングルームの描写が克明で、市場の激しい動きに対応するトレーダーたちの緊迫感がリアルに伝わる。小説はサスペンスの味つけが施されているので謎解きに引き込まれながら読み進むうちに、素人にもおぼろげながら公債発行のメカニズムや売買形態、そして魔物のような金融マーケットの輪郭が見えてくるしくみだ。
国債という名の借金の先送り。金利の支払いがますます財政悪化を招き、個人や一般企業ならとっくに破綻に追い詰められる状況にもかかわらず、毎年打ち出の小槌が振られ続ける。このツケを払うのはいったい誰なのか。国債売買当事者であるトレーダーたちの強い懸念は、そのまま読者と日本社会への問題提起になっている。(松浦恭子)
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
問題提起は評価できるが・・・・。,
By ヤンソンス (ニューヨーク) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本国債〈上〉 (単行本)
日本国債というなじみの薄いテーマを、サスベンス仕立てで読みやすく仕上げ、多くの人の関心をひきつけた点については評価できる。実際に文章も、なかなかおもしろく上下2冊をあっという間に呼んでしまった。しかし・・・・・。金融機関でマーケット業務に携わっていたものとして、軽さ・ナイーブさがしばしば目に付いたのは事実である。特に下巻に入ってからはサスペンス部分の辻褄をあわせるためか、強引かつ非現実的な描写が増えてきたのが残念だった。登場人物があまりにも軽くリアリティかけてしまうのだ。また、当初の問題提起が期待を抱かせるものだけに、問題が徐々に矮小化され尻切れトンボになってしまう点も残念である。筆者はなぜに日本国債について問題提起しながら財政についてほとんど触れないのだろうか?結果として筆者の構想力にはやや疑問をもった。 しかし、これは筆者の問題ではないのかもしれない。提起されている問題に対する答えは実際問題として誰も知らないのだから・・・・。逆説的だが、本書を読んで満たされない思い、解決になっていないという思いを読者が持ち、本当の問題は何か、どうすればよいのかを自分で考えることこそが、筆者の問題提起に対する答えになるのだろう。
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
平易な入門書くらいのつもりで,
By capri_salue (大阪市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本国債(上) (講談社文庫) (文庫)
経済小説としてのスピード感や関係者が絡み合う様など、小説としてはまとまっているんではないでしょうか。経済や金融には弱いけど、現場ってどう動いてるんだろうという興味がある人には、そういう場面が垣間見れるのでおもしろいと思います。 ドラマとしては、ヒロインの微妙な心情の描き方などは女性作家らしく、主軸となる事件の謎解きを艶っぽく演出するのに貢献しているのですが、肝心の動機とキーマンの行動に説得力が弱いので、第一級の経済小説という感想は持ちませんでした。 日本の転換期となる時代背景を知るうえで、こういう切り口もあるということで、気楽に読める小説です。
21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
文庫本だから暴れなくて済みました,
By
レビュー対象商品: 日本国債(上) (講談社文庫) (文庫)
~ 3年前に単行本が発売され相当話題になった小説が文庫になったということで、早速購入しました。率直な感想は「単行本を買わなくてよかった」ですね。~~ はっきり言ってすべてが中途半端な駄作です。経済小説でもない、政治小説でもない、ミステリーでもない。敢えて言うなら中年ラブロマンス小説。それなら失楽園の方がずっといい。国債の初歩学ぼうとして騙されて購入する人がいるかもしれませんが、いっそ漫画日本経済入門などを読んだ方がずっとためになる。 ~~ 中年のプラトニックラブ小説をお探しの方には手に汗握るどんでん返しも待っていますのでお薦めします。~
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|