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日本国の正体 政治家・官僚・メディア――本当の権力者は誰か (現代プレミアブック)
 
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日本国の正体 政治家・官僚・メディア――本当の権力者は誰か (現代プレミアブック) [単行本]

長谷川 幸洋
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

日本を本当に動かしているのは誰か、真の権力者は誰なのか――

「三権分立」「国会 は国権の最高機関」などのタテマエとはおさらば。本当のリアルな姿を知りたい人のために、官僚組織と政権の裏側、そしてそこにビルトインされているマスメディアの実態を、実際に体験した具体例を元に描き出す。
二言目には「財政再建」を唱える財務官僚が不況を大歓迎し、一歩裏に回ると赤字ばらまきのために奔走する理由、経産省の役人らが天下り先を作り出す「専務理事政策」、大手マスコミの「できる記者」ほど役所の「ポチ」に陥りやすい構造などなど、新聞やテレビでは絶対にわからない、教科書には絶対に書かれない「権力の実体」が浮かび上がる。

【目次】
第1章 官僚とメディアの本当の関係
・新聞は何を報じているか
・不可解な事件
・霞が関の補完勢力になった新聞
・転向の理由
・政権を内側からみるということ

第2章 権力の実体
・政治家と官僚
・「増税」をめぐるバトル
・財務官僚の変わり身
・福田首相の本心
・事務次官等会議

第3章 政策の裏に企みあり
・「政策通」の現実
・カネは国が使うべきか、国民が使うべきか
・定額給付金は「ばらまき」か
・「官僚焼け太り予算」を点検する
・政策立案の手法
・「専務理事政策」とはなにか

第4章 記者の構造問題
・記者はなぜ官僚のポチになるのか
・真実を報じる必要はない?
・「特ダネ」の落とし穴
・記者は道具にすぎない
・官僚にとっての記者クラブ

第5章 メディア操作を打破するために
・霞が関幻想
・先入観としての「三権分立」
・「政府紙幣発行問題」の顛末
・記者が陥る「囚人のジレンマ」
・報道の力を取り戻すために

内容(「BOOK」データベースより)

「私はかつて官僚のポチだった」政府税調委員も務めるエリート記者が本音で綴った懴悔録。

登録情報

  • 単行本: 224ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/7/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062950502
  • ISBN-13: 978-4062950503
  • 発売日: 2009/7/1
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 日本が官僚主導の国家であることを民主党政権奪取前によくここまで書いたと思うほど、躊躇なく描ききっている。筆者の勇気と決断に拍手を送りたい。官僚は優秀な面もあるが、天下り先の確保を始めとする自己保存・内部の都合で政策誘導する、国民にとって許し難い論理で動いている面もある。自負のあまりか、民間のなすべき事業に馬鹿な予算をつけたりする。つまり日本はほぼ官僚独裁なのだ。これに切り込んだ(小泉)・阿部・麻生内閣、そして小沢一郎は官僚にはめられて退陣に追い込まれたと著者は説く。官僚の中にも純粋に国民の役に立ちたいという願いはあった。しかしそれがどう変質していくのか官僚が新聞(メディア)をどう利用しているか、どうして新聞は官僚のいいなりになるのか、説得力をもって分析している。それは一応ひととおりの記述のある最近の高校の教科書と比較にならないくらい生々しくわかりやすい。
 ただしここまで日本をダメにしてきた官僚機構をただ糾弾するのではなく、それが形作られた背景を洗い出し、二度とこのような骨なしの統制機構が働かないようにするということが大切である。我々はメディアの情報だけを信じてはならない、もっと広く情報を集めて分析し、まともな人間・政党を舵取り役に据えねばならないと暗に警告していると思う。
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形式:単行本
我が国統治機構の中枢に、ジャーナリストとして、またあるときは政権ブレーンとして、深く関わってきた著者による好著だ。
前作「官僚との死闘700日」が、安倍政権期を中心とした”記録の書”だったのに対し、本書は”分析の書”だ。実体験をベースに、我が国統治機構の「正体」を描く切れ味は前作以上に鋭い。

著者が高校の教科書を引用して触れているとおり、「行政国家現象」は、福祉国家化などに起因するものであって、我が国固有の事象でも何でもない。
にもかかわらず、なぜ我が国において、「霞が関」が突出して強力な存在になったのか。
ひとつの要因は、55年体制における自民党と官僚機構のもたれあいであり、もうひとつの要因が、メディアの力不足、著者の言葉でいえば「官僚のポチ」と化したことなのだろう。
一新聞人として、後者を率直に認める著者の姿勢は潔く、好感が持てる。

もうひとつ特筆すべき点は、著者は、「悪辣な官僚」や「不勉強な政治家・記者」といったステレオタイプの”悪者”を描き、彼らの悪行を叩く、という安易な手法をとろうとしないことだ。
むしろ、世の中の役に立ちたいと考えていたはずの官僚・政治家・記者が、知らず知らずのうち、かけはなれた方向に押し流されてしまうのはなぜなのか、という”構造”を描いている。
その意味で、「ではどう解決したらよいのか」という思索を迫られる書でもある。
著者は、ジャーナリストのあり方について、示唆に富む提言をしている。たしかに、日本の新聞の中に一紙ぐらい、あらゆる情報をカバーすることより、分析とコメントに力を入れる新聞があってよいかもしれない。
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者は中川昭一財務相(当時。以下同)の朦朧会見、小沢一郎秘書逮捕、高橋洋一逮捕を一連の流れと見る。

特にナカショー氏の件は巷間言われるように、あのような状態での会見を敢えて止めなかったのは財務省の陰謀であろうが、

その背景として、政府紙幣発行に麻生首相側近グループ「NASAの会」の

安倍元首相・菅元総務相(因みにNがナカショー氏で今一人のAは甘利行革相)が積極的に動いていたので、

赤字国債発行→財政悪化→増税というシナリオを温めていた財務省としては断固これを阻止すべく、

ナカショーを失脚させ財務省応援団である与謝野経財相を財務相に迎えたというのが著者の見立てである。

その与謝野はリーマン・ショックに端を発する金融危機について、

当初「蜂に刺されたようなもの」と発言し政治センスのなさを露呈した。

彼が「政界切っての政策通」などというのは、

財務省が自らにとって都合の良い政治家を持ち上げたプロパガンダに過ぎない。

また小沢事件に関連し「与党には波及しない」と発言し大いに物議を醸した漆間官房副長官(元警察庁長官)は

日常警察・検察からその手の情報を入手し得る立場であったというのが著者の見解である。

当時、政権の舞台裏にいた著者の証言だけに説得力がある。

自公政権から民主党へ。

民意の大きな奔流が政権交代を実現したとはいえ、

本書に活写された自公政権の末期症状を現代史の1ページに綴じてしまうには余りにも生々しすぎる。

切り込むべき病巣はどこにあるのか。

新政権の面々にも心して読んでいただきたい1冊である。

(追記)末筆ながら真の愛国者・中川昭一さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
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