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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
日本史での受験を考えている高校2年生あたりには、とくに推薦,
By
レビュー対象商品: 日本史集中講義―点と点が線になる (祥伝社黄金文庫) (文庫)
前書きに従えば、この本は日本の歴史教育のダメさを検証し、ではどうすればいいかを考えるために書かれたらしい(p6)。実際、文中では何度も日本史教科書の記述が引用され、検討・批判が加えられている。それらの主張にはそんなに違和感がないし、著者の組み立てる歴史像は、たしかに教科書で習ったものより格段に面白く、腑に落ちる。ちょっと歴史好きな高校生に読ませたら楽しめるだろうし、受験勉強にだって大いに役立つと思う。私としては、「逆説」シリーズを第7巻まで読んで疲れが出ていたところだったので、重要ポイントの復習・確認と、これから読む(つもりの)戦国時代以降に関する予習として、うまい間奏曲になった。文字通り、夏休みのゆったりした気分を味わいつつ、程よくクーラーの効いた部屋で特別集中講義を受けたような感じ。 ただし、「逆説」シリーズをガンガン読み進めているようなパワーのある人からすると、聞いたような話ばかりで、ちょっと物足りないだろうとは思う。 一つだけ付け加えておくと、この文庫版は3年前に刊行された本書のオリジナル版に一部修正を加えているらしい。これは教科書の改訂状況などに対応した処置とのこと(「文庫版に際してのまえがき」参照)。古書などでの購入を考えている方はご注意ください。
20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
昔の日本人が何を考えていたのかがわかる,
By りんこ (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本史集中講義―点と点が線になる (祥伝社黄金文庫) (文庫)
日本の歴史上のターニングポイントをいくつかピックアップしその事件の背景やそれによる変化を筆者の独自の見解からわかりやすくまとめられています。 注目すべきは 1、題名にもあるように歴史を一つの流れとして捉えているため先人達の考え方が理解できる 2、A現代の歴史教科書の歴史認識を否定的に捉えている 3、日本人の考え方の特性(宗教)について知れる というところです。 ちなみに私には中学生のときに習った歴史の知識しかありませんが、 内容を理解するにはなんら問題ありませんでした。 一方で知識があまりないため 筆者の主張の妥当性が見えません。 しかし「こんな考え方もあるのか」という勉強にはなります。 「逆説の日本史」シリーズも読みたいです。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
歴史は暗記ではない。,
By アダージョ (千葉県八千代市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本史集中講義―点と点が線になる (祥伝社黄金文庫) (文庫)
歴史の面白さは、ただの歴史的事実の叙述を超えて、事実のつながりや評価に立ち入ってはじめてわかるものだ。なかなか学校教育ではここまで到達できない。本書は、事実のつながりと歴史を学ぶときにおける基礎知識の大切さを強調している。 前者では例えば、織田・豊臣・徳川の連続性を示したり、公家と武家の併存関係など、もろもろの事象の関係を叙述している。 また、後者では、例えば南京大虐殺を例に挙げている。それによれば、もともと人を殺すと問題となるのはとてつもない悪臭であるという。したがって、大量に人を殺そうとする場合には、これが絶対に問題になるので、被殺害者に埋めるべき穴を掘らせてから殺すということを徹底して行った国や民族もあるとのことだ。この悪臭の問題からいっても、南京大虐殺はなかったのではないかというのが著者の叙述である。 暗記から、考える歴史への橋渡しとして優れた本だと思う。なお、歴史そのものについては、文春新書から出ている『歴史とは何か』が出色の出来ばえだと思う。本書とともにお勧めしたい。
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