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日本古代史入門
 
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日本古代史入門 [単行本]

八切 止夫
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

日本古代史の根本文献である「古事記」「日本書紀」に対する徹底批判から出発し、古代王朝説から渡来系と原住民系の対立まで、これまでの論点をわかりやすく解説した八切版「古代史入門」。日本シェル出版1983年刊の再刊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

八切 止夫
1914年、名古屋市生まれ。小説家。日本大学、明治大学で講師を務めた後、64年、「寸法武者」により第3回小説現代新人賞を受賞。67年、『信長殺し、光秀ではない』『寸法武者』を刊行。以後、〈八切史観〉とよばれる独自の史観に基づく歴史小説や評論など膨大な著作を発表。87年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 271ページ
  • 出版社: 作品社 (2005/05)
  • ISBN-10: 4861820359
  • ISBN-13: 978-4861820359
  • 発売日: 2005/05
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
正史への挑戦 2010/6/23
By edge walker トップ1000レビュアー
形式:単行本
独特の歴史観を提示する八切氏が、日本の古代にスポットを当てて解説したものです。

本書では正当歴史書である日本書紀などを徹底批判し、現在では地方にわずかに残されている伝承や地名などから、真の日本古代史を考察していきます。それによると、「日本は周辺の海流の終着地点であり、世界から様々な民族が上陸してきたので、単純な単一民族ではない。そして中国や朝鮮を中心とする大陸からの渡来人によって大多数の原住日本人は奴隷として支配された。」といった論が展開します。そして現在では批判どころか話すことすらタブーとされる天皇や被差別部落のルーツ、そしてこの両者の接点についても話を進めています。

著者の展開する論は「教科書的な歴史観」からは真っ向から対立するものですが、不思議と説得力はありました。そこには何らかの真実の一端が含まれているせいなのかもしれません。もちろん歴史は権力闘争の勝者によって都合よく改変されてきたのは、世界中はもとより、近代日本の自虐史観からも明らかです。八切氏の提示する歴史観には資料が乏しいことから信憑性については何とも言えませんが、その点からすれば日本書記という正に権力者側が作った資料をその根拠にして日本の歴史を語るのもナンセンスである、と思わずにはいられません。

本書はタブーを物ともせず縦横無尽に様々な事柄に切り込みながら古代史を探求していて、随所に著者の博覧強記ぶりがうかがえました。しかしその一方で、話題はあちこちに飛び、また文章にクセがあり読みにくさを感じました。もう少し論理的にまとまった形での著者の作品を読んでみたかった、と思います。
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