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日本動画興亡史 小説手塚学校 1 ~テレビアニメ誕生~
 
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日本動画興亡史 小説手塚学校 1 ~テレビアニメ誕生~ [単行本]

皆河 有伽
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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キャンペーンおよび追加情報

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商品の説明

内容紹介

アトム誕生の時代にタイムスリップして読む 「不可能を可能にしてください」テレビアニメという未曾有の快挙を成し遂げた虫プロの栄光と挫折、そして、生き残った人々の再生を描く、現代の大河歴史小説。

内容(「BOOK」データベースより)

毎週30分のアニメーション番組をつくるなど、絶対に不可能だ―昭和38年、日本中の子供たちを夢中にさせたテレビアニメ『鉄腕アトム』放映。その裏側で、大人たちは不可能を可能にするべく、生命を削っていた。一人の天才の「夢」を、産業という「現実」に結実させた人々を鮮烈に描いた書き下ろし大作。

登録情報

  • 単行本: 368ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/6/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062155559
  • ISBN-13: 978-4062155557
  • 発売日: 2009/6/20
  • 商品の寸法: 17 x 11.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 411,344位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ITOK
形式:単行本
手塚やアニメーション史に関心があれば読んで損がない「小説」である。
ここに描かれているの手塚治虫は神話の登場人物ではなく、情熱と野心を持ちそして,ダメな人でもあった手塚治虫である。
もっとも、本書は手塚治虫だけを描いたものではなく、テレビアニメ勃興前期にアニメーションに関わった人たち、「手塚治虫たち」を描いたものである。

手塚や東映動画勃興期のアニメーション史に関しては当事者の書いたものも含め様々な本が出ている。
しかし、それらから一定の像をまとめ上げるのは大変である。
この本の作者はそれらを変わってやってくれている(この本には発言元を記した218もの脚注が挿入されている)。
また、アニメ史になじみが薄い読者のためには丁寧な解説がされている。
そして、無味乾燥に出来事を羅列するのではなく、また登場人物(様々な関わった人)を点描として扱うのではなくそれぞれの感情を持った人として描き出している。
だから、この「小説」は、深い関心を持つ人にも、関心があるけれど予備知識を持たない人にも、面白く読めるだろう。

難があるとすれば、早く2を読みたいのであるが、本レビュー時点では刊行時期がわからない事である。
また、後書きではまだまだ続くことが示唆されているが、それが実現されるのかどうか未定なことである。
是非ともそれが実現されることを願う。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
手塚治虫個人については本人含め多く語られ、出版されてきた。本書は「群像劇」であり、ゆえに「小説」なのだろう。
週刊誌、週刊漫画誌、毎週放映アニメなど、平成の日本人の熱度では「そりゃ無理」とハナから考えないだろう。「それよりクオリティだよ」ということで。ゲームの発売延期が多いのもそのためだろう。
しかし昭和の男たちは無茶だった。メイド・イン・ジャパンは安かろう悪かろうの汚名を浴びながら、しかし限界の限界まで突っ走った。功罪はあれ、その熱気は胸を打つ。必読。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 街道を行く #1殿堂 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
実に面白い本でした。
日本のアニメの特徴をテレビアニメと位置づけ(事実ですが)、それが生れ落ちる瞬間を見事に捉えています。
天才漫画家、手塚治虫は、誰もが敬愛し尊敬する作家でしたが、この作家という天分がアニメ制作には実に災いをももたらせることになります。このあたりの推論は素晴らしいです。
漫画は一人でできますし、無理をすれば編集者が夜中できあがるのを待ってくれます。しかし、アニメ制作は言わば工場を動かすようなものです。
時間通りに事が進まなければ、製品の出来上がりはその分確実に遅れ、制作費用の殆どである人件費が嵩んでしまうのです。
天才漫画家、手塚治虫は、アニメ進出に際して彼なりの秘策を用意していました。さらに、制作費の赤字分はすべて自分で穴埋めをする腹です。このため最初のテレビアニメ「鉄腕アトム」は格安の値段で契約を結んでしまいます。
天才ならではのアイデアを随所で示しながらも、手塚治虫はアニメーションの経験はありません。
毎週30分のテレビアニメは世界史上例を見ないものです。それには、無理であるという理由が山ほど存在していました。手塚治虫は、絵に描いた登場人物に命を与えるという作家としての欲望から何としても実現しようとします。
手塚治虫がアニメをやるというニュースが業界を駆け巡って、幾多の才能が集まってきます。
この本は、手塚治虫の物語ではありません。手塚治虫の元に集まったアニメーター達がどのようにして、テレビアニメを生み出して行ったかを克明に綴った記録です。
周辺情報のリサーチもしっかりされていて、食い入るように読み通してしまいました。
1960年代、高度成長の時代。ディズニーを夢見てそれに駆け上ってゆくアニメーター達の熱気が感じられる物語です。
ジャパニメーションと呼ばれるまでに世界的に人気の高い日本アニメの生い立ちを学ぶことができました。
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