この本を読んで、日本の企業がどのようにして世界市場に乗り出したかを実例を通して具体的に知ることが出来た。特に教育産業や、食品、ファッション産業など文化を輸出する産業のグローバル戦略は、非常に興味深く読むことが出来た。文化という形のないもの、かつ、生まれた環境で小さいころから培われた価値観をもった人々に、日本の文化をどのようにして輸出していったのかを丁寧にわかりやすく解説されていた。
「AJINOMOTO」や「キッコーマン」が自社のメイン商品の味の素や醤油を基本としながら、その国にあった調味料を出して現地適応化を果たして消費者に理解されていく経緯や、味を覚えさせる努力。「KUMON」が自社の教育理念をシンプルに教材に落とし込み各国で支持された経緯。日本のファッション資源を武器に世界に進出する「ユニクロ」。
彼らのマーケティング戦略が、私にとって新鮮で、成功例を読むと日本文化を輸出した彼らを日本人として誇りに感じた。また、他の事例も興味深く、この本を読むことが、グローバルビジネスの視点を養うのに最適と感じた。