「エコノミックアニマル」と恐れられ、「ジャパンアズNo.1」と言われた後、バブル崩壊とグローバル化、米国流経営などがないまぜとなり、「失われた20年」となったが、今、改めて「日本的なもの」が見直されており、日本企業は自身の強みにもっと自信を持っても良いのではないか、というのが本書の基調にある。
米国や欧米の経済情勢も不安定になる中、日本企業の価値観に欧・米世界が追いついて来たとも言え、日本のみならず、アジア人には伝統的に備わっている考え方や価値観がこれからの時代に活きて来るという期待を感じさせてくれる。
「知識創造」の専門家である野中郁次郎氏と「現場力」「見える化」の遠藤功氏の組合せで、これからの日本企業が何を再発見すべきかを説いた、興味深い一冊である。