私は外国人看護師の受け入れがストップする直前の06年からRNとして米国で働いています。勤務時間は日本で働いていた頃に較べたら短くなり、お給料は増えました。日本では短大看護科卒ですが、こちらでは働きながらオンラインのクラスを受講するなどして大学に通うことも可能で、私も現在通学中です。このように日本にいたときよりも恵まれていることも多いです。ただし、どこで働いてもこの仕事に関係するしんどさからは逃れられないのかなと最近は感じています。外国人看護師が主に雇われるのは、難しい患者さんの多いやや治安の悪い地域の病院であったり、大都市からはかなり離れた不便な地域にある病院であることが多いです。実際、私もそうした病院に勤務していますが、どんなに心を込めた看護を提供しているつもりであっても、患者さんやそのご家族からの反応は期待したものではなかったりします。辛い汚い仕事は移民が担当するのは、どこの社会であっても同じです。大学には自己研鑽のために通っていますが、学歴や資格を手に入れたとしても、それで昇給が保障されるわけではありません。あくまでも外国人看護師は外国人看護師という枠組みの中で仕事をするだけ。「評価される」というのがどういう基準かわかりにくいですが、私としては日本で評価されるほどの仕事のできる看護師さんはぜひ日本にいて日本人のために仕事を続けてほしいと思います。米国で言う評価の基準はお金です。どんな種類の仕事をしてもお金さえもらえればいいという方には、海外で働くのもありだと思います。最後に、こちらでは、看護師資格に限らず就職の見込みのない資格取得や合格するのに超難関の資格取得を目指す、という触れ込みで日本から語学留学生として生徒を募り、合格実績などについて嘘の広告を出している専門学校のようなところがあって、地元日本領事館や日本語誌が注意を促している、ということも知っておいてください。