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日本人へ リーダー篇 (文春新書)
 
 

日本人へ リーダー篇 (文春新書) [新書]

塩野 七生
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ローマ帝国は危機に陥るたびに挽回した。では、今のこの国になにが一番必要なのか──。「文藝春秋」巻頭随筆がついに新書化なる。

内容(「BOOK」データベースより)

なぜリスクをとるリーダーが出ないのか―危機の時代こそ歴史と向き合え!21世紀の「考えるヒント」40本。

登録情報

  • 新書: 256ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/5/19)
  • ISBN-10: 4166607529
  • ISBN-13: 978-4166607525
  • 発売日: 2010/5/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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47 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 左党犬 トップ500レビュアー
形式:新書
 本書は表題のテーマであらたに書き下ろされたものではなく、月刊「文藝春秋」の巻頭言を時系列で集めたものだ。本書には、2003年6月号から2006年9月号までの約3年分の文章が収められている。
 いずれも時事的なテーマをネタに書かれた文章であるから、いまから考えると「ああ、そんな事もあったなあ」という感慨にとらわれる。本書に収められた文章は、私はリアルタイムではまったく読んでいなかたので、現時点で過去をリアルタイムに再体験する意味では面白い読書となった。

 長年にわたって塩野七生の読者であはあるが、必ずしも熱狂的なファンではない私には、本書に収められた文章のすべてがすばらしいとは思わない。しかし、ときどき「おお、これは鋭い」と思えるような指摘があるので、結局最後まで読んでしまう。

 なによりも、巻頭におかれたカエサルの名言は噛みしめるべきものである。

 「人間ならば誰でも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと思う現実しか見ていない」(ユリウス・カエサル)

 もちろん著者自身、このワナにはまる危険を十二分に意識しつつも、完全には逃れ得ないという自覚をもっているように思われる。そもそも人間がかかわる以上、それは避けてとおれないものであろう。

 著者は自らを「歴史研究者」ではなく、「歴史家」であると自己規定している。事実関係を明らかにするのが歴史研究者であるとすれば、「人生で蓄積したすべて」を深く関与させて「文献をどう読み解くか」(P.200)が勝負の世界に生きているのは歴史家である。
 現在では、インターネットで検索すればたいていの情報は入手できるというのに、人によってアウトプットに大きな差がついているのは、情報を解釈するチカラの差であるのだ。これは重要な教訓である。

 『ローマ人の歴史』執筆がまさに終わろうとしている時期に書かれた文章を読んでいると、その後の「帝国」であった英国も、米国も、中国もローマ帝国とはまったく異なる存在であることが指摘されており面白い。
 その意味では、専門家ではない著者の中国に対する「ものの見方」が非常に新鮮に感じた。中国人を「政治外交小国」と断じている著者の視点は専門歴史研究者にはできないものだろう。こういう文章を読んだ瞬間、読書のよろこびを感じるのである。
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40 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
形式:新書
ご自身の見解をズバッと述べて、ローマの歴史で補強し、シニカルにまとめあげる。相変わらずの切り口の鋭いエッセイです。
「犠牲者」と「戦死者」の違いなど、日本にいては解らない軍事に対する受け止め方の世界的常識を教えてくれます。
2003〜6年に初出のエッセイでありながら、現在の日本の状況に対して的確な警鐘を鳴らしている点も見事です。それを、今、検証できるのが残念でもありますが。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:新書
ローマ人の物語、ヴェネツィア物語、マキャベリからの手紙など、イタリア・西洋の歴史を小説化して発表してきた著者ならではのエッセイである。2003年〜2006年に雑誌に連載されたエッセイを1冊に綴ったものなので、時事に関しては少々古いのは止むを得ない。

それでも、真摯に歴史に向かい合った英知は、冷徹に世界情勢や日本の政治を見渡す。

・衰退に向かった国は指導者を次々と変える傾向がある。
・法について日本では「法律」と「律法」という2つの言葉を使い分けている。律法は神から与えられた法でユダヤ教の法が相当するが、日本国憲法を律法にしていいのか。法律として考えたほうが良いのではないか。
・外交は血が流れない戦争なのだから、もっと情報を集めてキッチリやれ。日本に外交感覚はない。交わればいいと思っている。
など、容赦のない正論が並ぶ。

執筆当時に比べ、現在は政治家も官僚も右往左往するばかりで目も当てられない。政治家と官僚叩きに余念が無いマスゴミとそれで満足する国民もみっともない。見苦しい。成熟期に入った国家としてどうあるべきか、塩野女史の提言を受け入れ、国家サバイバルを真剣に考えてみても良いのではないか。
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最近のカスタマーレビュー
5年以上前に書かれたものがさほど古びて聞こえない理由
2003年6月〜2006年9月に文芸春秋に掲載されたエッセイの再編。
ローマ帝国史や、著者が在住しているイタリアのお国事情も交えた... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: SaKz
クオリティーは低くないのだが・・・
昨年発売された文藝春秋の新書。すごく期待して読んだ。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: 韓国の龍
日本の現状や政治を理解していない
塩野さんの他の本は読んでみて良い本と評価はできるが
この本はエッセイとも言えない。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: Sari
政治に軍事は欠かせない
 ローマ人の物語も読み終えないうちから、先にヴェネツィアの物語を読破はし、
 続いて、この本を読み出した。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: エンリケ・平賀
苦笑いなしには読めない名著
純粋に読み物として面白い。
これがなにより。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: にあぁ
新しい視点を得ることができた
塩野さんと言えばローマ人の物語といいう長大なシリーズが有名ですね。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: kojitan
本にする理由は?
塩野氏はイタリアを拠点として活動をしており、ときどき帰国して活動を行っているようだ。そのせいか、イタリアから見た日本という視点にたつ。それはそれで重要な視点なのだ... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: nobu2002
「カッサンドラ」の予言にならなけば良いと思うが...
文芸春秋に連載していたエッセイを纏めたものの由で、題名が示す様な「リーダー論」に偏ったものではない。「ローマ人の物語」を初めとする著者の一連の著作に馴染みのある方... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: 紫陽花
少し古いですが
内容は少し古いですが、塩野さんはいいところを突いています。
投稿日: 21か月前 投稿者: Ken Oregon
経営者の愛読書塩野七生氏の生活と意見には平凡な老人にも納得出来るところがある
経営者の愛読書塩野七生氏の生活と意見には平凡な老人にも納得出来るところがある。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: Gori
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