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日本人はなぜ無宗教なのか (ちくま新書)
 
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日本人はなぜ無宗教なのか (ちくま新書) [新書]

阿満 利麿
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いまや日本人は自分たちを「無宗教」と規定してなんら怪しむことがない。しかしほんとうに無宗教なのだろうか?日本人には神仏とともに生きた長い伝統がある。それなのになぜ「無宗教」を標榜し、特定宗派を怖れるのか?著者は民族の心性の歴史にその由来を尋ね、また近代化の過程にその理由を探る。そして、現代の日本人にあらためて宗教の意味を問いかける。

登録情報

  • 新書: 206ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1996/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480056858
  • ISBN-13: 978-4480056856
  • 発売日: 1996/10
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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33 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
外国に行ったり、本を読んでみたり、ふとしたときなんかに「無宗教って何?」と思ったことないですか?
「家には仏壇があるし、神棚もあるし、死んだらきっと墓にも入るだろうし…、墓参りもする。寺にも行く。神社にも行く。でも確固たる信仰があるわけじゃない…。曖昧だなぁ。」

そんなことに疑問を感じた人は一度読んでみてください。日本の「無宗教」とは何のことかがわかります。「無宗教」に一度も疑問を持った事のない人でも日本の「無宗教」がどういうことなのか知らないのなら読んでみるべきです。
今まで持っていた「無宗教」への考えを一新させてくれる内容です。

このレビューは参考になりましたか?
46 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
あらためてこの「古典」を読み直してみた。いろいろとひっかっかる部分もあるが、やはり名作だろうと思う。「日本人」は「無宗教」かどうか、というのは、実はそれほど重要ではなく、むしろ、なんで私たちは「宗教」(狭い意味での・「創唱宗教」)を生理的に避けたがるのか、という謎を説くためのヒントを得るためにこそ、本書は読まれるべきだ。
著者は、古代から近世にわたる日本の「宗教」の歴史をおおまかに、しかし本質をスマートにつかんで説明し、ついで、近代の国家政治が整えた「宗教」に対する「日本人」の態度の、構造的なゆがみの成立過程を解読し、そして、この国の「日常」の強さが、どれだけ私たちの意識や感覚をソフトにしばりつけているのか、を解明していく。こうなってきたから、言葉の上でも実践の上でも、「宗教」は「私たち」とは「別」のもの、一般には必要だが、「自分」には「不必要」なもの、いや、それだけでなく、「あやし」かったり「恐」かったりするものとして、出来上がってきたのだ、と著者は、間違いなく「宗教」に好意的な論者として、ほとんど嘆いている。
でも、「日常」と、あとは軽い「年中行事」や「葬式仏教」があれば、それでいいではないか、と問われれば、それは全く正しい。なぜ「宗教」の「大切さ」みたいなのを、あえていうのか。「教養」を求める人や、すでに「宗教」に生きている誠実な人に対してでなければ、自明性はあまりない。だから、本書の最終章にあるような、こんな「宗教」への入り方も、日本にはあるんですよ、としみじみ語る文章は、それ自体としては優れているが、やはり「浮いて」いるように感じられる。「布教」かな、と失礼だが嫌な気分になるのである。そしてそう感じている「自分」の、「宗教」への忌避感に自覚的になって、ああ、やはりこの価値からは自由になれない、という結論に至る。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
阿満氏は、生きている時に信仰する宗教を 「創唱宗教(教祖と教義があって、それを信じる人たちがいる)」と、「自然宗教(昔からあって自然発生的なもの)」に分けた。
それからもうひとつ、死んだあとにお世話になる宗教を 「葬式宗教(主に仏教)」と定義している。

「わたしは無宗教」 とは、創唱宗教の教徒ではありませんという意味で、本来の宗教心がないわけではない。
心の中には神さまや菩薩さまがいて、折節(おりふし)には敬虔な気持ちで宗教行事に臨んでいるのだから。

阿満氏は日本人の仏教徒である。
彼の本はあくまでその立場からの分析であるため、例えば浄土真宗にこだわっているし、創唱宗教としての仏教をもう一度広めたいという気持ちが強い。
柳田国男、民俗学、民話等、盛りだくさんな内容である。

それでもわたしには読みやすかったし、生前の宗教/死後の宗教が併存する日本の土壌が理解できてよかった。
とにかく無難に平穏に生きたい日本人の「平凡好き」が、創唱宗教を極力避けているという考えも、その通りだと思う。
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投稿日: 2004/9/19 投稿者: ジョンコ
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