著者は著名な日本株ファンドマネージャーだそうだが、私は寡聞にして知らなかった。
本書は、京都大学にて平成23年に行われた著者による講義を書き起こしをする形で成り立っている。そのため、非常に平易で読みやすいものになっているのはありがたい。
何より素晴らしいのは、すべて本音で語られている点だ。いちいち上げていてはキリが無いが、莫大な債券運用を行う農林中金のことを「ジャンボジェットで曲芸飛行をする」と例えたり、「運用ビジネスは洗練された詐欺」と表現してしまうあたりはさすがだと思う。
プロとして運用の世界にいらっしゃる方にはもちろん、個人投資家の方にも学ぶ点が多い書だと思われる。