世界の国々の歴史を年表で見た時、他の国々は国号で表されているのに、日本だけは「○○時代」とされている事を不思議と思わなかった子供時代。 日本は古代より続く世界最古の国家だと気づいたのは、大人になってからのことだ。 その歴史を振り返った時、天皇の存在を抜きにして語ることは決して出来ない。 私の住む地の小学校では、紀元節の近辺に何故か「どんな考えも認められる世の中を」と校内集会を行う。 先生に言わせると、紀元節は「天皇を絶対的存在とした軍国主義下での言論統制の象徴というべき日」なのだそうだ。 建国記念の日が元々どんな日であったかには触れない。 このような状況で日本人であることを誇りに思うことがどうして出来ようか。 サッカー選手だった中田英寿さんが、テレビで語っていた。 「海外で暮らしていた頃、日本について聞かれる事がとても多かったにも関わらず、何も答えられない自分がいた。日本について知らないのは、自分のルーツを知らない事だ。」 数年前から日本中を行脚して、その地の伝統文化に触れているそうだ。 驚くべき行動力だが、日本にはそうまでしても知るべき魅力が満載なのだ。 そのルーツを知るのに、この本はうってつけの一冊だ。