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日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか (ちくま新書)
 
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日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか (ちくま新書) [新書]

竹内 整一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 756 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

一般に世界の別れ言葉は、「神の身許によくあれかし」(Goodbye)か、「また会いましょう」(See you again)か、「お元気で」(Farewell)のどれかである。なぜ、日本人は「さようなら」と言って別れるのだろうか。語源である接続詞「さらば(そうであるならば)」にまで遡り、また「そうならなければならないならば」という解釈もあわせて検証しながら、別れ言葉「さようなら」にこめてきた日本人の別れの精神史を探究する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

竹内 整一
1946年長野県生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、東京大学教授(大学院人文社会系研究科・文学部)。専門は倫理学・日本思想史。日本人の精神の歴史を辿りなおしながら、それが現在に生きるわれわれに、どのように繋がっているのかを探求している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 219ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2009/01)
  • ISBN-10: 4480064672
  • ISBN-13: 978-4480064677
  • 発売日: 2009/01
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
加藤周一他の名著『日本人の死生観』は正直難解でしたが、この本は、親しみやすい題名と裏腹に、「日本人の死生観」を明快にまとめ論じた新たな名著です。
冒頭のまえがきで、父にがん告知しないまま、「大丈夫、治るよ」と言い続けて見送った心のわだかまりを著者が書いています。それを読んで、「この著者は決して学者ぶって上から小難しく書こうとはしない、逆に、市民目線でわかりやすく率直に語りかけてくれそうだ。」と感じました。そして、その予感以上に、率直で簡明な内容でした。
もちろん、内容はやさしくはありません。万葉集や源氏、平家、親鸞や明恵、良寛や宣長、ルターやユング、賢治や中也、九鬼周造に丸山真男、といった、日本古典や宗教、古今東西の哲学者・文学者の作品や思想が引用されますので、一般常識は要求されますが、逆にある程度知っている引用に対しては、その論の的確さも引用の適切さも「切れ」、も楽しめます。
この本は、内容から題名をつければ「日本人の死生観」がふさわしいと思います。けれども、それでもこのように命名した著者は素晴らしいし、正解だったと思います。なぜかは、本文を読んで感じ取って欲しいし、きっと同様の感想を持つ人は少なくないように思います。
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By amatou
形式:新書
「さようなら」は世界に稀に見る美しい別れの言葉だった。日本人の精神史がこの本で明らかになる。最近は、あまり「さようなら」を使わず、「お疲れ様」「失礼します」などと言って、その場を去るようになった。この本を読んで、日本人なら、「さようなら」と言って別れたいと思った。
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
「さようなら」という言葉は、「さらば」「さようならば」という、もともと接続詞であったものが別れ言葉になった、世界でもめずらしい言葉である。
 著者は『源氏物語』から、寺山修司・阿久悠まで、さまざまな時代のさまざまなひとびとの思いや考えに寄り添いながら、今ここまでの出来事やあれこれを、「さようであるならば」あるいは「そうならねばならないならば」と総括・確認できるならば、そこから次の場面になにか繋がっていくのではないかという、かすかなのぞみとも言うべき日本人の発想を、ひとつひとつ確認していく。
「さようであるならば、たとえあなたと別れても、この次も大丈夫だよね」と未来へとなにかを繋ごうとするひとびとの願いに思いをいたし、そのような言葉で別れている自分たちのあり方に立ち止まってみる――。この本はそういう時間を与えてくれる。
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