人口減少社会に入った日本社会。「このまま行くと日本人は22世紀絶滅する」?
・・・そんなこたぁない。というのが本書の立場で、ある意味至って常識的な議論です。
日本が平和に人口減少に入ったということは、慶賀すべきことでもあります。
野放図に人口を増やした結果、戦争や飢饉という悲惨を迎えねばならなかった文明も多いわけですから、
日本が豊かさを維持したまま平和に人口減少モードに入ったこと自体、誇ってよいことだと思います。
どのみち、工業文明によって大幅に拡大した地球の「人口容量」が限界に近づいているのは確かです。
当面は、「粗放な工業」を「精緻な工業」に進化させることでエネルギー効率を向上させていくしかない。
その文明の新しい局面を拓いていくのは、まさに日本であるという点は同感です。
人口減少は、別に悪いことではないです。
人口拡大期に適合した古い制度・システムを修繕するのがちょっと大変なだけです。
でも、人口が減ることで、日本を総体として暮らし良くすることは可能ですし、そうする知恵が日本人にはあると思います。