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日本人の精子力 (学研新書)
 
 

日本人の精子力 (学研新書) [新書]

矢沢 潔
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

最新科学が明らかにした精子の意外な真実。
わたしたちは『精子』のことを何も知らない!
少子化問題が日本社会に影響を与えようとしている今、問題の本質である精子にいったい何が起こっているのか!?

内容(「BOOK」データベースより)

近年の科学の急速な進歩で、精子を取り巻く数々の謎がしだいに解けてきた。科学の目を通して見えてきた意外な真実とは?一方、少子化問題が日本社会に重大な影響を与えようとしている今、問題の本質である日本人男性の精子に、いったい何が起こっているのか。

登録情報

  • 新書: 237ページ
  • 出版社: 学習研究社 (2007/09)
  • ISBN-10: 4054034659
  • ISBN-13: 978-4054034655
  • 発売日: 2007/09
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 708,200位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.0 不妊に悩む方にも。, 2009/12/18
レビュー対象商品: 日本人の精子力 (学研新書) (新書)
男性不妊で不妊治療をしているため、この本を読みました。
国内では、100人に1人という確率で無精子症の男性がいるということをこの本で知りました。
うちは乏精子症ですが、その確率はもっと上がると考えられます。
(本書では乏精子症の男性の全体に占める割合については言及されていませんでした。)

男性に限らず、現在不妊で悩んでいる女性も読むといいのではないかと思います。
不妊の直接原因が男性不妊であっても、顕微授精などを行う場合、結局は「最後は卵の質」などと言われます。
けれど、この本を読むと、女性の妊娠の過程に比べて「単純」と思われがちな男性の精子の構造や、造精機能の複雑な機構などを学ぶことができます。

現在、不妊原因が男性にあった場合でも、男性側に施せる治療はごくごくわずかであり、乏精子症や無精子症そのものを改善する術はほとんどありません。
結果として、「授精可能な精子を何とかして得て受精卵を作る」ということしかできないのが現状です。
乏精子症なら射出精子による顕微授精。無精子症なら陰嚢切開手術による精子の探索とその上での顕微授精。
これしか手段がありません。
いずれの方法でも、最終的には女性も採卵手術を行う必要があり、夫婦共に大きな精神的、肉体的(そして経済的)ダメージを受けることになります。

この本を読むと、男性不妊の治療がないという状態でいいのだろうか、と考えます。
根本的にこの本で言う「日本人の精子力」を上げる方法を模索して行かないと、無自覚なままの男性不妊が増えていってしまうのではないか、と考え込んでしまいます。

少子化の原因は初婚年齢の上昇とそれによる婚姻女性の妊孕率の低下が大きいと言われていますが、
男性の妊孕率も現代では確実に下がっていることがこの本では示唆されています。

女性の卵子の力についての情報はちょっと調べるだけでいくらでも情報が手に入りますが、
少子化対策を考える上でも、男性の「精子力」に関するより大きな調査をして、日本人全体の妊孕性を高める研究は進められていいのではないか、とこの本を読んで思いました。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 科学書, 2009/10/12
レビュー対象商品: 日本人の精子力 (学研新書) (新書)
かなり真面目に精子を論じているので、ちょっとHな内容を期待して読み出すと、その文体の固さに読破への意欲を削がれるであろう。少子化時代のちょっとした常識が得られます。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 日本人の精神力でなくて、まさしく精子力です。, 2009/5/23
レビュー対象商品: 日本人の精子力 (学研新書) (新書)
 少子化の今、日本人の精子に何が起きているのか最新の科学的知見で論述しようとしたまともな本である。決して下世話な本ではない。人類史上初めて、人間の精子を見たオランダ・デルフトの織物商アントニー・ファン・レーウェンフック氏(丁度、画家フェルメールと同世代・同郷である)の話から、精子の生物学的作られ方、精子・卵子細胞の詳細構造、受精のプロセス・メカニズム、男女性別の発生メカニズム(著者は、性別決定遺伝子SRYのあるY染色体の退行問題については巧妙に態度を避けている)に至るまで、「精子力の話」についえは網羅しているといえる。

 ただ、肝心の日本人のというか一部先進国の精子数減少の原因については断定を避けている。昔あった環境ホルモン(内分泌攪乱物質)騒動は論外としても、なんなのか明確ではない。個人的には、遺伝子進化の遅さから言って遺伝的な問題ではなく、その原因は、生活水準向上に伴う、住居内の快適空間や身につける衣服の快適性追求による、男性下腹部周辺の保持温度が昔より平均的には徐々に上昇していることではないかと思う。

 本書は、とても面白い本だとは思うが、筆者が元科学雑誌編集長ということもあり、いくつかのエピソードが断片的でつながりに難があり、主張したいことが八方美人的でよく分からない点が欠点である。
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