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293 人中、279人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この作者は、日本語学習の苦労のことをよく分かっている!,
By 在日外国人 (首都圏) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本人の知らない日本語 (単行本(ソフトカバー))
「日本語を覚えたのに、苦労したんでしょう。これ読んでみて!」と同僚に渡されたこの本。一時間もたたないで、読んでしまいました。
日本語の勉強をし始めたのはもう10年前ですけど、漢字、擬態語・擬音語という日本語の特徴と戦い、間違ってもしゃべり続けて、日本人を笑わされたことはたくさんあったと思います。(^_^) 外国人が出るマンガ、映画、本、テレビドラマはたくさんありますけど、この本のすごいところは、外国人を馬鹿にしないことです。メディアで多く見る偏見だらけの描写はこの本になく、とても新鮮です。早速何冊を買って、日本語を教えていただきました先生方に送りました。 日本語教育と縁がなくて、外国人の知り合いがいなくても、楽しめます。
185 人中、176人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
奇妙奇天烈な爆笑エピソードの向こうに見えるもの,
By
レビュー対象商品: 日本人の知らない日本語 (単行本(ソフトカバー))
外国人に日本語を教えることが生業(なりわい)である著者と生徒たちの摩訶不思議な爆笑体験談を、プロのイラストレーターがおちゃめな漫画にしたコミックエッセイです。 いやぁ、笑ったのなんのって。半端じゃないおかしさです。 日本の任侠映画が大好きというフランス人マダムは、映画のセリフで覚えた珍妙な日本語で、自分のことは「姐(あね)さん」と呼んでくれとのたまいます。 時代劇大好きのスウェーデン人娘は、人間は一匹、二匹と数えると思い込んでいます。彼女いわく、「だって“男一匹”っていうじゃない」?! そんな、噴き出すこと間違いない逸話が満載で、電車の中で読んだりしたら挙動不審者と思われかねないので注意が必要でしょう。 しかし、抱腹絶倒のエピソードを読みながらやがて気づくのは、著者の生徒たちがいたって勤勉で、実に懸命に日本語をマスターしようとしていること。そしてまた、彼らの使う日本語は、文法的には何も誤りはなく、実際に文法書や教科書に書かれていて、確かに映画やテレビドラマの登場人物たちの中にはそんな日本語を使っている人を見かけることはあるのだけれど、でも言語のTPOという観点からいえばやっぱりおかしくて、それを見極めるのは言語学習上、至難のわざだということです。 そしてわが身を振り返ると、例えばこの本に書かれている日本語の敬語を、TPOをきちんと見極めて使うことができているかというと、なんとも心もとない気持ちに襲われます。 時と場所と場合に応じて言語を使いこなすことのむずかしさを、たとえ外国語ではなく、自分が空気のように慣れ親しんできた母語であっても、もっと強く意識したほうがよいのではないか。そうすることで、より豊かな言葉の使い手になれるのではないか。 「日本人の知らない日本語」というタイトルのこの本が、笑いの中に描こうとしているのはまさにそのことなのではないかと感じた次第です。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
素朴な疑問ほど難問。,
By もも (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本人の知らない日本語 (単行本(ソフトカバー))
えーと、先にレビューとして前置きしておきますと、「日本語を学ぶための本」ではありません。
むしろ、日本人が外国との違いを楽しむためのコミックエッセイです。 日本ならではの雑学てんこもり。留学生たちの素朴な疑問。ただ、素朴なだけに難解です。 海野さんは日本語で日本語を教えてらっしゃるそうですが、正直「コレを、日本語が不自由な留学生に日本語で教えるのか!?」と思うくらい詳しく書いてあります。 この本で初めて見る知識がない、という人はそうそういないでしょう。 私も日本語教師を仕事として考えたことがあるので、この愉快な話の裏でどれだけの苦労があるのかと思いを馳せましたが、それ以上に海野さんの情熱に心を打たれます。作中にあるように、たくさんの生徒に慕われるのもわかる気がします。 あと、個人的にとても丁寧に感じたのが、生徒たちの書き分け。シンプルな絵ながら、一度登場した人なら、「ああ、○○人の○○さんだな」と一目でわかるようになっています。そして、説明することに例外などがあれば、ちゃんと枠外に書いてあること。本当に色々調べてらっしゃるんだなぁと、頭が下がります(いや、出版物なんだから当たり前じゃん、といわれそうですが) 海野さんは、ブログを通じてまだまだ日本語と格闘なさっている様子。がんばってほしい・・・じゃなくて「お疲れの出ませんように」です。
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