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日本人の知らないユダヤ人
 
 

日本人の知らないユダヤ人 [単行本]

石角 完爾
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

国際弁護士として世界で活躍する著名な弁護士である著者が、50歳を過ぎてユダヤ教への改宗を決意し、5年に及ぶ宗教指導者との一問一答を経て合格。ユダヤ教の戒律、衣・食・住の日常生活がわかる興味深い一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

「だから、私はユダヤ人になりました」5年間に及んだ宗教指導者による口頭審査、土葬の決意、割礼の激痛。60歳で改宗した日本人国際弁護士が明かすユダヤの教え、感嘆の衣・食・住・性―。

登録情報

  • 単行本: 224ページ
  • 出版社: 小学館 (2009/11/9)
  • ISBN-10: 4093798060
  • ISBN-13: 978-4093798068
  • 発売日: 2009/11/9
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 109,030位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By naichi トップ500レビュアー
形式:単行本
映画『ソーシャル・ネットワーク』で、マーク・ザッカーバーグが彼女と別れた後「彼女の母親はドイツ系だから」と呟く一言をご記憶だろうか。この台詞は、マーク・ザッカーバーグがユダヤ系アメリカ人であることを意味している一節である。彼に代表されるように、ユダヤ系の人物というのは、少々変わりものではあるが、大きな成功を収めている人物が非常に多い。ちなみにマーク・ザッカーバーグに最初に大型の投資を持ちかけたワシントン・ポスト紙のドン・グレアムは母親がユダヤ系、最近Facebookへ大型投資を行ったゴールドマン・サックスも創業者はユダヤ人である。

本書の著者は、日本人として生まれながら、ユダヤ教へ改宗された人物。ユダヤ教に興味を持ったきっかけから、改宗までになすべきこと、ユダヤ教の生活、考え方までが、日本人との比較でわかりやすく紹介されている。いわば”中の人”によるユダヤ人論といえるかもしれない。ちなみに、ユダヤ教に入信するということが、ユダヤ人になるということを意味する。

◆本書で紹介されているユダヤ人の特徴
・問い続けること
日本には「一を聞いて十を知る」ということわざがあるが、ユダヤには「千を聞いて百を知る」があるそうだ。学びが宗教に義務付けられ、なかでも問い続けるということが美徳されている。健全な懐疑主義をもつことがユダヤ人らしい生き方でなのである。

・あきらめない
紀元二世紀にローマ帝国に鎮圧されて以来、1948年まで自分の国を持てなかったユダヤ人は、民族への誇りが強く、あきらめとは無縁である。ユダヤ教における神を相手にしても、納得しない限りは戦うことを辞さないタフネゴシエーターでもある。そして迫害・差別などの歴史をもつこの民族は、いつ政治状況の標的にされるかわからないという覚悟を受け入れて生きている。

・リスク管理
日本で有名な「毛利元就の三本の矢」の逸話。ユダヤ人が聞くと、なぜ「三本まとめて折られてしまうリスクを考えないのか」ということになるそうだ。いつ国外に逃げ出さない状況になるかも知れないということを念頭におき、持ち出せて換金のしやすい、ダイヤや宝石のビジネスに関わっている人も多いという。また物づくりより、仕組み作りを指向する傾向にあるのも、ここに要因があるのかもしれない。

本書で特に印象的だったユダヤ人の姿は、'@「プラットフォーム」や仕組み作りへの傾注、'A世界各国に散らばっている強固なネットワーク、'Bコミュニティの中で、自分の素の姿をさらけ出す強烈な自己主張、といったところである。そして、そのようなユダヤ人の振る舞いとFacebookというサービスとの間に強い親和性を感じ、その関連性にも深く興味を憶えた。Facebookがハーバードをはじめとするアイビーリーグの大学カルチャーにルーツがあるのは有名な話である。ただ、そのルーツはユダヤ教にもあるのではないかなど、問い続けながら読んでみるのも面白いと思う。
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16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yu
形式:単行本
世界の人口67億人うち、ユダヤ人は1500万人。
それなのに、ノーベル賞の受賞者のうち3割を占めているのがユダヤ人。

そして、ユダヤ人といえば、最近では大富豪というイメージがありますが、それはユダヤ人のほんの一側面。
宗教のことを理解せず、ユダヤ人のビジネスだけ学んだとしても、真に理解したとは言えないでしょう。

日本人は宗教観が薄い民族なので、厳格なユダヤの教えを守る人たちのことを理解するのは難しいかもしれませんが、
本著では、著者がユダヤ教に改宗する経緯や、たくさんの説話が紹介されています。
わかりやすく解説されており、今まで抱いていた認識を改めさせられました。
ユダヤ人に対する見方が変わる一冊。

決して、ユダヤ教を信じろなどとは言いませんが(本作品を読めばわかるように改宗するのはものすごく難しいことがわかります)、本書を読んでその教えに触れるだけでも、世界で日本人が生き残るためのヒントがありそうな気がします。
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15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
かつてイザヤ・ベンダサンなるベストセラーがあったお陰でユダヤものと聞くとどうもウサン臭いものを感じてしまいがちですが、本書はたいへん真面目かつ近年これほど知的興味をそそられる本はないと言える内容です。そのためには経済関係雑誌を普段あまり読まれていない方に馴染みの薄い著者を紹介する必要があります。本著でもその事件の内容に触れられているものの社名が伏せられているので詳細がわからない書き方になっていますが、この件は日本企業への初の国際的買収劇としてメディアを騒がせたブーン・ピケンズ氏による小糸製作所の買収劇のことで、著者はそのピケンズ側の弁護人に付いた人です。裕福な家庭で育ち、東大から上級官僚へとエリートコースをまっしぐらに進みながら、米国のハーバード・ビジネススクールに留学、そこでの人脈が著者の人生を大きく動かします。“小糸事件”以後、日本にもコーポレート・ガバナンスの重要性が認識され、著者はその後、日本でもガバナンスにおいて先取的な複数の上場企業の監査役を務めたことも周知の事実です。そうした著者が、実は本当に、ユダヤ教に改宗していた、という驚きの告白をしているのが本書です。いわば、この著の面白さの真骨頂は(そこが編者が狙ったものでしょうが)、知る人ぞ知るかつての「あの人」の告白本的なところにあります。しかし著者はどちらかというと、当然のことながらユダヤ教がどんなものかを正しく伝えることに力点を置きます。著者は忙しい方だから、本書は恐らく編者による聞き取り起こしで著述されたのでしょう。著者と編者のこの力点の置き方の微妙なズレは、行間からもある種の緊張感となって伝わります。いずれにしても、日本がなぜ現在、株価が低迷し、経済のお先が真っ暗なのか、その答えを見つけることもできる含蓄のある書です。
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