月刊誌『テーミス』に連載されたコラムの待望の単行本化。
氏の連載コラムと言えば、何と言っても『週刊新潮』の「変見自在」であるが、
少し掲載誌が入手し辛いため、このような形で読めるのは嬉しい。
内容も、掲載年度順ではなくテーマ別に章立てされており、その面からも理解を助けてくれる。
内容は、氏のお家芸というべき大マスコミ、官僚・公務員、米中朝諸国批判であり、
その苛烈に過ぎるとさえ言える表現は、本著でも徹頭徹尾一貫しており、ぶれないのが恐ろしい位である。
とはいえ、その表現も、氏の強靭な批判精神あってのことであり、読後感は決して悪くない。
それこそが、氏の得難い表現の感性であり、個性というべきなのであろう。