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日本人の法意識 (岩波新書 青版A-43)
 
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日本人の法意識 (岩波新書 青版A-43) [新書]

川島 武宜
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

西欧諸国の法律にならって作られた明治の法体系と、現実の国民生活とのあいだには、大きなずれがあった。このずれが今日までに、いかに変化し、あるいは消滅しつつあるのか。これらの問題を、法に関連して国民の多くがどのような「意識」をもって社会生活を営んできたかという観点から、興味深い実例をあげて追求する。

登録情報

  • 新書: 208ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1967/5/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4004100437
  • ISBN-13: 978-4004100430
  • 発売日: 1967/5/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
筆者の川島武宜氏(1909-92)は敗戦後の日本を代表する民法・法社会学者。本書は昭和40(1965)年に東京でおこなわれた岩波市民講座をもとに書き改めたもので、きわめて読み易い。岩波新書青版を代表する本のひとつ。

本書は次のことを指摘する。すなわち、明治期に西洋から輸入した法制度と日本人の法意識にズレあるため、法が本来予期していない事象が起きている。具体的な事象とズレについて筆者の体験も含めた例証が挙げられており説得力に富む。本書の主張の趣旨が現代でも当てはまるところが多いことに驚きを感ずるとともに、これまでの約40年間に変わらなかった「意識」を実感することができ、古典を読む楽しさを発見できる。

筆者をはじめとする当時の知識人が共通に持っていたであろう「ある種の苛立ち」が垣間見えて面白い。その意味で学問思想史上の史跡との一つと思う。

このレビューは参考になりましたか?
26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
法の社会的機能に対して、日本人の生活習慣、古来からの日本人の価値観をぶつけて考察されたもので、法に対する意識調査や戦時中の疎開時の実話、判例なども交えて書かれており、「法」というものを我々庶民の目線でかかれており、読みごたえがある。日本社会において「和の精神」や「喧嘩両成敗」すなわち「丸く納める」という社会関係の不確定性、非固定性の意識が、昔の裁判官ですら影響を受けた判決例などは、非常に興味深い。
近い将来日本でも裁判員制度が導入される。
そこで、不安に思ったのは、今もって「丸く納める」日本人が法の知識の有無以前に、果たして裁判員として機能するだろうかという危惧である。つまり、法という社会的機能を通しこして、人が人を裁くことになる、平たく言えば、好き嫌いで人が裁かれる怖さを考えさせられた。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
数ある岩波新書の中でも名著の誉れ高い1冊。
法,権利と権力,憲法,裁判とは何かといった
法学の根っこの部分に関して、多くの作品や事例を
引用しながら説明がなされていきます。
興味深い逸話をふんだんに盛り込み、
そして法律の基礎を平易に知ることもできる、
今も昔も、読み応えのある一冊といえます。

ただ、数十年の時代の経過はさすがに無視できないでしょう。
本書が議論の対象としているのは、明治から昭和の前半
までですので、世紀をまたいで日本国民の法意識は、
明らかに変化してきていると思います。
本書の切り口に対する歴史的意義は評価できても、
もはや結論を現代にそのまま当てはめることはできません。
著者も、時代の経過とともに権利意識は高まるだろうと
いっています。なにか表題がイメージとして
一人歩きしている感じは否定できません。

また、統計的な大規模調査に基づかない推論が
なされていることから、そもそも西洋人と比較して、
特に日本人の法意識が低いということはないのではないか、
という疑問は禁じえません。
この点に関する代表的な論説としては、
大木雅夫『日本人の法観念』とフット『裁判と社会』を
挙げることができるので、興味のある方は合わせて
読まれるといいかと思います。

なお、本書が触れているのは民事裁判の話だけです。
刑事裁判(裁判員制度)とは直接関係はありません。
“日本人の法意識”が今でもあるとすれば、
「裁判員裁判でちゃんと判断ができない」ということより、
「司法参加を極端に嫌がる」点に日本人の特徴が
あると推察されます。
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最近のカスタマーレビュー
日本人の法意識の基礎にあるものを認識できる
日本人の法意識について、西洋との対比において解説している。法学者の本であるが一般的な事例を多数紹介し判り易く、読みやすい。... 続きを読む
投稿日: 6日前 投稿者: Nakane
本当にあった!「面白く&判り易く&重厚な」法律関連書」!!
本書のテーマは、題名にあるように、一般的な日本人(法学部などでていない)が有する「法」または規範「意識」を考察の対象とした本です。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: 平成の愚禿
権力関係?
日本人に権利義務の意識はそぐわない?... 続きを読む
投稿日: 2010/4/7 投稿者: もえこ
付言
多くのレビューにあるとおり、日本人として必読の書だと思います。
法学部の学生でなくても、是非、読まれるべきでしょう。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/11 投稿者: 或る平和的市民
黒白をつけたがらない日本人の法精神
本書の要旨を一言でまとめれば、「日本人は黒白をつけたがらず、曖昧さと和でもって解決したがる」ということだろう。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/19 投稿者: θ
今こそ読まれるべき名著
「タテ社会の人間関係」(中根千枝)、「甘えの構造」(土居健郎)等と並ぶ日本論の名著。日本的法意識を「前近代的」と断じている点については今日では異論もあるかもしれな... 続きを読む
投稿日: 2005/1/8 投稿者: world3
法学への招待状をご覧あれ
-\¬äoo3é-¢è'μ"... 続きを読む
投稿日: 2003/10/8 投稿者: tosihiro4
読んで納得
... 続きを読む
投稿日: 2001/6/4
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