本書は扶桑社から発行されている
新しい歴史教科書―市販本を大部分複製しているが、複製しなかった部分で、下記のような歴史観にかかわる記述変更が行われている。
・豊臣秀吉の朝鮮出兵を年表で「朝鮮侵略」と表記している。
・扶桑社版にない安重根を取り上げ「韓国独立の志士」と称えている。
・扶桑社版にない李参平に関するコラムを設け、強制連行されたかのように書いている。
・一方で、扶桑社版に載っている阿倍仲麻呂、菅原道真、岡倉天心、乃木希典らを削除している。
・新たに加筆した部分や年表で大東亜戦争を「太平洋戦争」と表記している。
・特攻隊を「自殺攻撃」と貶めている。
・本土決戦を免れたのはポツダム宣言のおかげだという立場に立っている。
等々である(これらはネット上で指摘されているので参照されたい)。その他、誤記・誤植などの欠陥も目立つ。
「新しい歴史教科書をつくる会」が自虐史観に舵を切ったことを教えてくれるという意味では反面教師の良書かもしれないが、学校で使うにはふさわしくない。