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日本人の教養 混迷する現代を生き抜くために
 
 

日本人の教養 混迷する現代を生き抜くために [単行本]

中嶋嶺雄
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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日本人の教養 混迷する現代を生き抜くために + なぜ、国際教養大学で人材は育つのか (祥伝社黄金文庫)
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商品の説明

内容紹介

不決断(先送り、責任逃れ)が蔓延する日本に今足りないもの――それは教養である。教養こそが決断を促し、「決断の精度をあげていく」のである。そのような教養の大切さは、著者が創立学長を務める国際教養大学の就職率が毎年ほぼ100%であることが証明している。決断が未来を拓くのは、個人の人生においても同じ。70歳を超えてなお実践を続ける長い経験から得られた、現代社会をより賢明に生きていくための教養の新たな形を明らかにする。

内容(「BOOK」データベースより)

教養は“生きる力”だ。7つのキーワードを通して、現代社会をより賢明に生きていくための教養の新たな形を明らかにする。

登録情報

  • 単行本: 224ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2011/11/18)
  • ISBN-10: 4023309982
  • ISBN-13: 978-4023309982
  • 発売日: 2011/11/18
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By Bibliothekar トップ1000レビュアー
 就任して7年間で自らが学長を務める国際教養大学の評価を日本屈指、世界の著名な教養大学との単位互換制度を確立して、在学生を留学させることに成功した背景にある「教養論」を開陳した1冊である。
 教養こそが意思決定を速め、人間社会に貢献するかを序章で説明し、その具体例として現代日本の政治家と官僚の3・11以降の無様さを指摘する、さもありなんである。つまり日本の高等教育の歪んだ姿は教養教育の軽視がことの発端であり、その不備を自らの経験と国際教養大学の建学学長との経験からまとめ上げた著書であり、教養は個人の知的財産では不十分で、論理的な公共財足りうるまでに、論理的に引き上げねばならないという指摘は流石に現代中国学の日本の帯刀たりうる指摘であろう。
 教養を深める端緒は、読書に違いないが、得た知を検証するには、行動が必須である。その過程を2章以下の構成で、展開する。中国学が専門ながら、その背景には現代教養の背景にはartes liberalesが根強く残る諸外国との通約性を重視した問題構成を示唆しており、国際の意義を改めて問い直していよう。そして、得た知見をかならず自らの足で現地で確かめる学問的矜持を維持し続ける意義の中に人生の意味を解釈する視点を判りやすく説明している。
 万人が読んで刺激される1冊であろう。目次は下記の通り。
 第1章 「教養」を深めることの意味 
 第2章 「個性的」であることの意味
 第3章 「知識」を得ることの意味
 第4章 『統計的』・批判的であることの意味
 第5章 「芸術」に触れることの意味
 第6章 「出会い」を大切にすることの意味
 第7章 「協調的」であることの意味
 読書案内
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By 内田裕介 トップ500レビュアー
 雑誌の書評で見て手に取った。ネットに情報があふれかえっていて、ググればなんでもすぐに答えが得られる時代、「教養」の今日的な意義をどうとらえるのか、興味があった。著者は元東京外語大の学長で、現在は国際教養大学の創設学長を務めている偉い先生。不勉強にして初めて名前を聞いた。
 国際教養大学ではすべての授業を英語で行い、また1年間の留学も課しているそうだ。それによってグローバルに通用する人材=教養人を輩出することを目的としているのだそうだ。このご時世、文系の単科大学で就職率100%、しかも超のつく一流企業から引く手あまたというのだから、その教育の成果は驚異的である。
 さて内容はといえば、おもに国際教養大学における「教養の実践」を紹介することに紙幅を費やしていて、本書のタイトルである「日本人の教養とは何か」については、さほど突っ込んだ議論は行われていない。新渡戸稲造の「武士道」をそのバックボーンに位置付けるのみで、その点はややものたりない。また巻末の推薦図書も、昭和の時代に中流家庭の書棚の飾りだった「世界名作全集」的で、今あえてそれらを必読とするだけの理由はよくわからない。
 とはいえ、学長である著者の堂々たる教養人ぶりと、著者の信念に基づいて運営されているこの大学の魅力は十二分に伝わってくる。法律や経済を中途半端に学ぶよりも、はるかに充実した「何か」を学ぶことができそうだ。国際教養大学を目指す受験生にはきっと励みになることだろう。
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